富士通フォーラム2018視察

写真1
スーパーコンピュータ「京」の後継機(ポスト「京」)
の説明を受ける松山大臣
写真2
振動センサーを搭載した歯ブラシを使った歯磨きの採点を行うデモを受ける
松山大臣
写真3
3Dレーザーセンサーにより選手の動きや姿勢、高さ等を測定し、
体操競技の判定をICTでサポートするデモの説明を受ける松山大臣

 松山内閣府特命担当大臣は、平成30年5月17日(木)、東京国際フォーラムにて開催している富士通フォーラム2018東京を訪問しました。
 松山大臣は理化学研究所と富士通が共同開発しているスーパーコンピュータ「京」の後継機(ポスト「京」)についての説明を受けました。ポスト「京」は、「京」に比べてアプリケーションの計算性能を約100倍の速さとすることを目指しており、医療や防災など様々な分野や、産業界での活用が期待されているといった説明がありました。
 次に、振動センサーを搭載した歯ブラシを使った歯磨きの採点を行うデモを受け、インターネット経由で歯磨きのチェックができる歯科医院向けクラウドサービスの説明を受けました。ここでは、虫歯予防などに積極的な歯科医院を中心に新サービス導入を目指しているといった話を聞きました。
 また、3Dレーザーセンサーを用いて体操選手の動きや姿勢、高さなどを測定するデモの説明を受けました。これにより体操競技の採点の公平性や透明性をさらに高めること、さらに高得点が得られた時のデータを活用することで選手の技の精度向上にも活用できること、この技術を2020年の東京五輪への適用を目指しているといった話を聞きました。
 さらに量子現象に着想を得たデジタル回路を用いた新しいアーキテクチャにより、現行のコンピュータでは解くのが難しい組合せ最適化問題の解を高速に探し出すデジタルアニーラの説明を受けました。ここでは、膀胱がんを一例としたがんの治療などへの活用が期待されているといった話を聞きました。
 最後に、文字を読むことが困難な人のために道路標識などに記載されてある文字を音声に変換するスマートグラス「OTON GLASS」の説明を受けました。