松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年9月4日

(平成30年9月4日(火) 10:34~10:39  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 本日は私の方から報告はございません。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 大臣にお聞きしたいんですけども、CSTIの司令塔機能の強化についてなんですけれども、CSTIに司令塔機能の強化を求められてて、一方で、内閣府としてはSIPとか、今回ムーンショットなんかも概算要求で出してます。
 CSTIの司令塔機能を強化するためには、事業予算を持ってですね、そっちの方に人員を割いてたらなかなか本来の司令塔機能の強化ができないかと思うんですけども、大臣としてはどのようにお考えでしょうか。
(答)これから我が国経済の成長の鍵を握るというのは、何といっても科学技術イノベーションを強力に進めるということが不可欠で、CSTIはその中核的な役割が期待されているとこでありますので、6月閣議決定しました「統合イノベーション戦略」、この中でも、CSTIを中心としてイノベーション関連の司令塔機能強化というのがうたわれたところでありますが、こんな中、SIPはCSTIの司令塔機能強化の一環として府省あるいは分野の枠を超えて、官民挙げてイノベーションを強力に進めてきた、すべく創設したものであります。
 例えば、自動走行、あるいは防災情報共有システム、SIP4Dですね、こういったものも制度面も含めて、各省の取組というものをCSTIに結集した上で、基礎研究から事業化に至るまで、府省連携のモデルとして、一元的かつ効果的に推進されていると評価をしています。第2期におきましても、真に府省連携が必要なものというものを重点的に実施しております。
 また、来年度の概算要求でも文科省と経産省とともに新規で要求している「ムーンショット型研究開発制度」ですね、これについては、CSTIが司令塔機能を発揮して、人々を魅了するような斬新で、かつ挑戦的な目標を掲げて、その目標達成に向けて、文科省、経産省等の関係府省が連携して、世界中からトップ研究者の英知を結集する、政府一体となって必要な研究開発を推進する仕組みというものを検討したいと思っております。
 今後とも、内閣総理大臣及び科学技術政策担当大臣のリーダーシップというものを発揮した上で、CSTIが科学技術イノベーション政策の司令塔としての役割を一層発揮することができると思っております。
 関係府省連携・協力しながら、その機能強化に努めていきたいと思っているところでございます。
(問)読売新聞の船越です。
 今の統合イノベーション戦略という発言があったんですが、その中の一つの柱がAI人材の育成で、概算要求でも文科省や経産省がAI人材や情報処理の人材育成について、新しい事業を始めるというふうに理解してるんですが、こういった各省のAI人材の育成の政策について、松山大臣、中心となって今後整理、更に推進していくと思うんですけど、どういうふうに大臣として、まとめていくか、更に強化していくかについてのお考えをお願いします。
(答)御指摘のように、AIは各省庁、各分野で様々に活用されていくものでありますので、同じように各府省連携しながらですね、AIというものを、人材育成も含めて強力に推進していきたいと思っております。
(問)その点で、この前、菅官房長官ヘッドにした、その本部ができたと思うんですけど、それで議論していくという理解でいいんでしょうか。
(答)そうですね。その本部で、統合した本部で進めていきたいと思ってます。

(以上)