松山内閣府特命担当大臣繰下げ閣議後記者会見要旨 平成30年8月15日

(平成30年8月15日(水) 10:36~10:42  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 今日は、私の方から報告はございません。

2.質疑応答

(問)化学工業日報の伊地知と申します。
 科学技術政策についてお伺いしたいと思います。来年度の概算要求、今月末には各省の取りまとめがあると思うんですが、統合戦略で柱の一つ、一丁目一番地ということで大学改革というのを掲げていらっしゃいますけれども、来年度の概算要求でどのような施策を講じるかということをお聞かせいただければというふうに思います。
(答)大学改革ですが、御指摘のように、「統合イノベーション戦略」におきまして、まずは戦略的経営体制、いわゆるマネジメントですね、また外部資金を活用した経営基盤の形成、これらに向けて「経営環境の改善」をやるということ、また、若手研究者が活躍できる年齢構成の実現、これに向けた人材の流動性、若手の活躍などを目標として掲げております。
 こうした目標を実現するために、例えば、産業界と意見交換をしながら大学の経営層の育成を目指すフォーラムの創設などが大変重要だとしておりまして、関連する概算要求については、現在、具体的な内容、額を検討しておりますけれども、内閣府の方でも、大学改革支援産学官フォーラム、仮称ですけど、こういったものをやっていこうということで創設を考えておりまして、平成31年度の要求に概算要求したいと検討しております。
 いずれにしましても、引き続き、関係省庁と連携しながら、政府一体となってイノベーションを創出する大学改革、これをしっかりと推進していきたいと思っています。
(問)もう一点なんですけれども、(研究開発力)強化法の改正案というのが先の通常国会で、議員立法ではありますけれども、出せなかったということがあるんですが、それを、(研究開発力)強化法の改正を前提に、統合イノベーションでは大学改革というのを推進するというふうに理解をしているんですけれども、議員立法ではありますが、(研究開発力)強化法の改正案の見通しというか期待というのを改めてお聞かせいただければと思います。
(答)御指摘の(研究開発力)強化法は、我々も前向きに党と連携をとって進めてきましたので、次回の国会には是非成立をすべく、また与党とも連携をしっかりしていきたいと思っています。
(問)NHKの鈴木です。
 先程の大学改革産学官フォーラムですかね、こちらについてもう少し具体的にお伺いしたいんですけども、こちらにどういった組織が入って、どういうことを目指していくものになるのか、現段階の考えについてお伺いできればと思います。
(答)まだこれは産業界等も含めて具体的な内容あるいは金額を検討している段階でありまして、まだお答えできる状況にはございません。
(問)出すものについては、これは大学改革自体を産業界からも意見を聞き入れながら行っていきたいという思いがあるというところでしょうか。
(答)そうですね。要するに経営環境、経営的な面、また若手の人材育成という観点から大学改革を支援していく、産業界も含めたフォーラムみたいなものを作って、いろいろ意見をしっかり頂いた上で進めていきたいというものでございますので、これから詰めていきたい、いっているところであります。
(問)毎日新聞、熊谷と言います。
 今日は8月15日なので幾つかお聞きしたいんですけれども、まずは、今の天皇陛下は最後の戦没者式典となることについて受け止めをお願いします。
(答)そうですね、私も国会に来て17年ですけど、今の天皇陛下の下で追悼式に参加してましたので、非常にこれが最後だと思うと感慨深いものがございますけれども、今日も改めて、先の大戦で犠牲になった方々に陛下と共に哀悼の意を捧げたいというふうに思っております。
(問)あと、靖国参拝に関しては、今日は参拝しないということを明言されてましたけれども、誰もがわだかまりなく参拝できる施設の在り方についてはどうお考えでしょうか。福岡の遺族会の方でも、A級戦犯の分祀の議論もあったかと思いますけども、その点も踏まえて教えていただければと思います。
(答)いろいろ意見がございますけれども、こういう立場でありますので、コメントは差し控えたいというふうに思います。

(以上)