松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年6月26日

(平成30年6月26日(火) 9:49~9:52  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 今日は、私からの報告はございません。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 昨日、理工系女子応援大使が任命されて、理工系の女性の活躍を促進しなきゃいけないという機運が高まっているかと思うんですけども、世界的に見ると、日本では理工系女子というのはあんまり活躍していないというか活躍の場が少ないというか、あると思うんですけど、科学技術関係で女性の活躍を促進するためにどのような取組をするのか具体的に教えてください。
(答)多様な視点や優れた発想というのを取り入れ、科学技術イノベーション活動を活性化するという意味では、女性の能力を最大限に発揮できる、するということは必要、大変重要なことでありますので、そのための環境整備をしっかりやっていこうということであります。
 そういった観点から、第5期の科学技術基本計画で、自然科学系全体で女性研究者の新規採用割合を30%にするというふうに目標を掲げたところでありますが、平成27年では28.2%と、安倍内閣になってからは増えてはいますけれども、まだまだ30%には達成していないという状況だと思いますので、引き続きしっかり頑張っていきたいと思っております。
 科学技術分野における女性活躍促進のための研究と出産・育児といった両立、あるいはダイバーシティ実現に取り組む大学等に対する支援、また女子生徒などが理工系分野への進路を前向きに捉えられるように、シンポジウムを開催したり、あるいはインターネットによる情報発信、そういったことを推進していきたいと思います。
 特に情報発信につきましては、理工系出身の6名の女性が、昨日、お越しいただきまして、「STEM Girls Ambassador(ステム・ガールズ・アンバサダー)」として委嘱されました。私も彼女たちとの座談会に出席しまして、活躍の様子、あるいは今後の理工系分野における女性人材の育成について様々な立場からの思いを聞きました。
 アンバサダーの皆さんには、今後、女子生徒等の理工系分野への興味や、あるいは関心というものを高めていただくために活動いただくということにしておりまして、私も、女性活躍の推進に向けて関係省庁と連携してしっかり取り組んでいきたいと思っています。

(以上)