松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年4月24日

(平成30年4月24日(火) 9:41~9:46  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私の方からはありません。

2.質疑応答

(問)科学新聞の中村です。
 先週、SIPのPD任命式と大臣との懇談が行われたかと思うんですけども、その中で、例えば各PDが、目標達成のためには民間との連携だとか、あと規制緩和だとかいろんな解決しなければならない課題が多いかと思うんですけども、大臣として今後、そういう各PDのプログラムを支援していくためにどういうふうにしていくのか、具体的に教えてください。
(答)はい。御承知のように、このSIPは基本的に5年間の研究開発期間の間に、この成果の社会実装を実現するという、これが目的でございます、目指しておりますので、関係府省あるいは関係機関と連携して研究開発のみならず、規制緩和や、あるいは知財戦略にも取り組んでいく必要があります。
 例えば自動運転という部門では、警察庁や国交省あるいは地方自治体との連携は欠かせませんし、また、サプライチェーンやスマートフードチェーンの実現にも、生産者あるいは物流業者、小売関係業者との連携、民間企業との連携は不可欠でありますので、プログラムディレクター、PDのリーダーシップの下に府省連携あるいは産学連携ということに積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、我々も、内閣府としても、もう全面的にバックアップをしていきますので、そういった体制を整えて、皆さんにも先般申し上げたところであります。
 具体的には、課題ごとの実情に合わせて対応いただきたいと思っておりますが、先日の懇談会で各PDからいただいた意見もございますので、それを踏まえて、例えば物流でありますとかバイオあるいは農業といった関連する課題間の連携を行ったり、相乗効果も期待できるように精力的に我々も取り組んでいきたいと思っております。
(問)NHKの小泉です。
 海賊版サイトのことについてお伺いします。昨日、NTTが海賊版サイトの遮断を実施するということで発表しました。これに関する受け止め、それから併せて、今、こうした遮断の拡大について専門家から批判的な意見も出ているんですけども、それについても併せてお願いいたします。
(答)はい。一部通信事業者が、悪質な海賊版サイトである、三つのサイトに関して、準備が整い次第ブロッキングを実施すると発表したことは承知をいたしております。政府としては、4月13日に、知財戦略本部と犯罪対策閣僚会議、ここで民間事業者による自主的な取組として行われるブロッキング、これについての考え方を整理しました。こうしたことなどを背景に、民間事業者としての判断が今回なされたというふうに考えております。
 いずれにしましても、悪質な海賊版サイトが多くの人の目に触れないようになったというのは適切であったと考えておりますし、政府としては引き続き、4月13日の政府決定に沿って、この三つのサイトと、あと同一とみさなれるようなサイトが登場した際の対応に加えて、早期に今後法整備を行うべく検討を加速化したいと思っております。
 悪質な海賊版サイトに対する対応を、しっかり強化をしていきたいというふうに考えておるところでございます。

(以上)