松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年3月20日

(平成30年3月20日(火) 8:46~8:50  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。私の方から報告が2点ございます。
 まず、IT政策担当として報告しますが、本日、シェアリングエコノミー活用事例集、シェア・ニッポン100未来へつなぐ地域の活力を公表することといたしました。
 この事例集は、未来投資戦略2017などの閣議決定を踏まえて、駐車場不足など地域の課題の解決に、シェアリングエコノミーを活用している全国の事例をまとめたものでありまして、初めての試みです。この事例集が、空き家あるいは古民家などの地域において埋もれている資産の活用を促して、全国各地の新たなサービスを誘発するきっかけとなるよう積極的に周知をしていきたいと思います。
 続いてもう一点、科学技術政策担当として御報告します。昨日、第2回イノベーション戦略調整会議を開催しまして、本年年央までに策定する予定の統合イノベーション戦略について討議を行いました。
 会議におきましては、私から、大学改革について、大学をイノベーションの中核とすべく、経営と教育の機能分担、あるいは財源の多様化を通じたガバナンス改革、また若手の活躍促進策などについて、林文部科学大臣と連携して具体策を示していくということが1点。もう1点は、政府事業のイノベーション化を公共事業、公共調達、社会保障などの分野で進めると同時に、CSTIの情報収集・分析能力の強化に取り組むということであります。3点目は、AIに関して、幅広い分野における人材の育成・獲得の取組が急務であり、関係省庁連携して目標を明確にして、総合的な施策を検討するということ。それから4点目に、統合イノベーション戦略の具体的な政策への落とし込みを図り、世界最高水準のイノベーション国家の創造に向け取り組むということを私の方からは発言いたしました。
 最後に官房長官の方から、大学改革、政府事業のイノベーション化、人工知能、また農業、環境エネルギー、それぞれ各課題、政府一丸となって進めていく必要があり、内閣府また関係省庁は、次回までに主要目標及び施策の調整結果を報告できるように精力的に取り組むように指示がございました。
 以上です。

2.質疑応答

(問)(日本テレビ 石井)代表で質問させていただきます。
 本日夕方行われます宇宙シンポジウムへの期待と、そちらの政策をどのように生かしていくのかお聞かせください。
(答)本日の午後、内閣府主催の宇宙シンポジウム、イイノホールで開催いたします。私も担当大臣として出席を予定しております。
 このシンポジウムにおいて、総理から、宇宙ベンチャー育成のための新たな支援パッケージを発表していただくことを予定いたしております。
 このパッケージの詳細ですが、安倍総理の発表までお待ちいただければと思いますが、例えば、宇宙ベンチャー向けのリスクマネー供給の強化、また人材マッチングの支援、またビジネス環境の整備、10件ほどの支援策をまとめていますので、このようなことが発表されると思います。
 また、宇宙ベンチャーに対する支援の強化ですが、昨年まとめた宇宙産業ビジョンに盛り込まれておりますが、引き続き、政府としてしっかりと取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。

(以上)