松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年2月6日

(平成30年2月6日(火) 8:38~8:41  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私から一つ御報告があります。
 少子化対策担当として1点報告します。本日の閣議におきまして、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律案が決定されました。
 待機児童の解消は待ったなしの課題でございますので、政府において、昨年閣議決定された新しい経済政策パッケージにおいて、「子育て安心プラン」に基づく保育の受け皿整備を2年前倒しして、2020年度までに32万人の受け皿を整備することとしました。
 この法律案では、「子育て安心プラン」の実現に向けて、社会全体で子育て世代を支援していくという大きな方向性の中で、一般事業主から徴収する拠出金の率の上限を0.25%から0.45%までに引き上げることとしております。また、新たに「子育て安心プラン」の実現に必要な0歳から2歳児相当分の保育の運営費にも充てることができるということにするものでございます。これらに加えて、都道府県が関係市町村等との協議会を組織できることを新たに法律に位置付けることにいたします。
 待機児童の解消を図るため重要な法案でありますので、早期成立に向けて頑張っていきたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)NHKの小泉です。
 今お話にあった法案ですけれども、待機児童の解消というのを非常に様々な、国会でも議論がですとか、すごく注目されているものだと思うのですが、改めて、今回の閣議決定を受けての受け止め、そして、今後の待機児童解消に向けた意気込みを一言お願いします。
(答)正に少子高齢化は、国難と呼ぶべき課題に直面しているわけでありまして、希望出生率1.8の実現に向けて、今、懸命に取り組んでおるところでございますが、前倒しして3年間で32万人の保育の受け皿をつくる、待ったなしの課題として進めていきたいと思います。
 先週成立した補正予算の活用に加えて、経済界にも御協力をお願いしているところでもありますので、この法律案の早期成立を目指し、待機児童の解消に全力で取り組んでいきたいと思っております。
(問)もう一点、別件でお伺いします。宇宙関係なんですけれども、明日7日未明、アメリカのベンチャー企業のスペースXが大型ロケット、ファルコンヘビーを打ち上げる予定です。これについての受け止めを一言お願いします。
(答)日本時間の7日未明、スペースX社が将来の月・火星への打ち上げにもつながる大型ロケット、ファルコンヘビーを打ち上げるということは承知いたしております。
 スペースX社が取り組んでいるような再使用型ロケット開発、我が国でも宇宙基本計画に、既に再使用型宇宙輸送システムの研究開発を推進するということにしておりますので、政府としても、将来の基幹ロケットの一部を再使用するということを視野に入れながら、誘導制御技術あるいは再使用エンジン技術などの研究開発、これからも着実に推進していきたいと思っております。

(以上)