松山内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年1月30日

(平成30年1月30日(火) 8:33~8:37  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。私から2件発言があります。
 まず、科学技術政策担当として御報告します。平成30年度の政府予算案につきまして、科学技術関係予算の集計結果がまとまりました。本日、持ち回りのCSTIの本会議にて承認される予定です。
 CSTIの会議は、第5期科学技術基本計画で掲げた政府研究開発投資のGDP比1%という目標の実現に向けて、29年4月に具体的な方策を取りまとめたところですが、これを受けて、内閣府は財務省と連携しつつ、各省庁の平成30年度の政府予算において、科学技術イノベーション事業の積極的な検討を要請し、また、公共事業を始めとする既存事業に科学技術イノベーションを導入することを通じて、科学技術関係予算の増額を実現すべく努めてまいりました。
 この結果、対前年度比2504億円の増額、約7%の増となる3兆8396億円が確保されたところでございます。なお、集計結果の詳細につきましては、本日夕方のブリーフィングにて事務方の方から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 また、クールジャパン戦略担当として1点報告します。1月27日、28日、土日でタイのバンコクに出張いたしました。
 ジャパン・エキスポ・タイランドに出席をしまして、東南アジア最大級のイベントとして、スピーチあるいはブースのPRなどを通じて、クールジャパン関連の商品・サービス、日本各地の魅力を発信するということで行ってまいりました。
 また、ウィーラサック観光・スポーツ大臣と会談をしまして、両国間での今後の経済・文化や人材交流について面談をいたしまして、協力関係の重要性、また、今後の可能性について意見交換をさせていただきました。
 現地の方々も大変関心も高く、積極的な発信を行うことができたというふうに思っております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)(フジテレビ 伊藤)科学技術の関連予算に関してお伺いをします。2500億円余りの増額となりましたが、大臣の受け止めと今後の科学技術振興に期待することをお願いします。
(答)先程も申し上げましたが、第5期科学技術基本計画でGDP比1%という目標に向けて、また、平成32年度までに9000億円の増額を目指すということで、随分財務省当局、また麻生財務大臣にかなりしつこく協力の要請をしたところでございますが、この結果、30年度の予算で3兆8396億円と、昨年度より7%増の2504億円の増額となったわけでございます。
 目標である3年間で9000億、年平均3000億には残念ながら届かない結果となりましたけれども、平成13年度以降の16年間で300億円程度の増額にとどまっていた科学技術の予算を見れば、一定の評価はできるのではないかというふうに思っています。
 今後、平成32年度までの9000億円増額を目指して、来年度の予算編成もしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。
(問)毎日の酒造ですけれど、イノベ転換分は幾らになる予定でしょうか。
(答)転換分は1915億円です。真水で589億円というところです。
(問)この評価については如何ですか。
(答)初年度3000億を目指してきましたけれども、それなりに、科学技術イノベーションという形で目に見えて増額になってきましたので、今後更にプラスアルファ、来年度はこれがまた新たに転換していくわけでありますので、非常に初年度としてはいい数字ではないかと思っています。

(以上)