甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成27年7月3日

(平成27年7月3日(金) 8:37~8:41  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)TPPをめぐって、日米の事務レベル協議が来週9日から始まるということが、昨日発表されました。日米の協議は大詰めですけれども、最後に協議の対象となるテーマというのは何なのか、また、どこまでこれを持っていくのが目標なのか、お願いします。
(答)残されているテーマの農産物5品目のうち、まだ幾つか課題がございます。併せて、自動車、自動車部品については、御案内のとおりかなり進んできましたけれども、全てが処理できたわけではありません。それらについて精力的に大江首席交渉官代理、あるいはそれに森経済外交担当大使が加わって、いろいろ詰めていくことになると思います。
(問)事務レベルで決着がつきそうなものもあるのか、一応今残されているものというのは、閣僚級協議で決着をつけるべく、事務レベルで主張の幅を狭めていくということなのでしょうか。
(答)事務レベルで決着が全てつくのか、つかないのか、この最後の協議になろうかと思います。事務レベル、そしてCN(首席交渉官)、それから閣僚会合というスケジュールの中で、最終的に日米間においても閣僚協議が残るのか、あるいは事務レベルで何とか処理ができるのか、それは今後の二国間の事務レベル協議の経緯を見守りたいと思います。
(問)一部報道で、全体の閣僚会合は23日から開催する方向での調整が始まっている、アメリカで開催する方向で調整が始まっているという報道がありますけれども、今の調整状況はどうなっていますでしょうか。
(答)そのようなうわさがあるということは承知いたしておりますが、まだ2国間で大きな問題が残っているところもあるようであります。というか、他の国に比べて進んでいない国が一部あります。それの進捗によって、今月内の最終的なスケジュールが決まってくるのだと思います。まだ正式に、いつから閣僚会合ということはコンクリートされているわけではありません。
(問)改めて、7月中にやらないといけないと考えている理由について教えてもらえますか。
(答)まず、それぞれの夏期の休暇に入る前に、タイムリミットを決めて、切迫感を持ってやっていかないと、休みが入ってしまうと、そこからまた立ち上がるのに時間がかかるとか、そうこうしているうちに、それぞれの国の政治日程が絡んでくるという不確定要素がありますから、これは尻尾を切って、切迫感を持ってやらないと緊張感が途切れるということになると思います。
(問)当然ながら、次回の閣僚会合、CNというのは最後であるべきだと。
(答)はい、そうです。

(以上)