AI法 全面施行 -次なるフェーズへ-

2025年10月3日

 

 9月1日、人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(AI法)が全面施行されました。

 

AI法の概要

AI法の公布及び施行について

 生成AIをはじめとするAI技術の発展は、国民生活の向上及び国民経済の発展に寄与する一方、国内のAI開発・活用は遅れており、また、多くの国民がAIにより発生するリスクに不安を抱えている状況です。
 AIのイノベーションを促進しつつ、リスクに対応するため、令和7年6月4日にAI法が公布・一部施行され、9月1日にはAI戦略本部の設置に係る規定等も含め、全面施行されました。
 9月12日にはAI戦略本部の初会合が開催され、今後策定するAI基本計画の骨子案等について議論が行われました。本部長である石破内閣総理大臣からは、①AIを使う、②AIを創る、③AIの信頼性を高める、④AIと協働する、の4つの基本的な方針に沿ってAI基本計画の策定を開始するよう指示があり、今後はAI戦略専門調査会における有識者への意見聴取等を行いながら、AI基本計画の策定や指針の整理等に向けて活動していきます。

第1回AI戦略本部の開催について

AI戦略専門調査会について

 AI戦略専門調査会は、AIに関する学識経験を有するメンバー等で構成されており、基本計画の策定や指針の整備、調査及び研究に係る事項等に係る専門的な事項の調査のため、設置及び開催されました。
 なお、「イノベーション政策強化推進のための有識者会議「AI戦略」(AI戦略会議)」(令和5年4月28日 統合イノベーション戦略推進会議議長決定)がこれまで決定した事項及び検討した事項等については、本専門調査会に引き継がれます。

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