ウクライナ被災民救援国際平和協力業務(2022(令和4)年)



1.経緯

2022(令和4)年2月24日にロシアがウクライナへの侵略を開始し、これにより一般市民の犠牲やウクライナ周辺諸国への避難が継続しているところ、我が国は、国際連合難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの要請を受け、4月28日、自衛隊機を用いてウクライナ被災民のためのUNHCRの人道救援物資を、アラブ首長国連邦(ドバイ)からポーランド及びルーマニアへの輸送を行うことにつき、閣議決定を行いました。

2.実施の結果

航空自衛隊のウクライナ被災民救援空輸隊は、2022(令和4)年5月1日から6月27日までの間に、C-2輸送機及びKC-767空中給油・輸送機により、本邦を出発して、ドバイにおいてUNHCRの人道救援物資を積み込み、ポーランド又はルーマニアまで空輸して現地UNHCR事務所に引き渡し、本邦に帰着するという行程を6日間を基準として行い、おおむね週に1回の頻度で合計8便、各便とも航空機1機により実施し、毛布17,280枚、ビニールシート12,000枚、ソーラーランプ5,184個及びキッチンセット3,380個、計4品目で約103トンの人道救援物資を空輸しました。

  • ドバイへ向け入間基地を出発するC-2輸送機

  • ルーマニアで人道救援物資を降ろすC-2輸送機

  • ポーランドの倉庫に搬入された人道救援物資(毛布)

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