スリランカ

【首都】スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ

背景

不安な表情を見せる被災民
（国内避難民）の少女
（UNHCR/N.Ng)

スリランカ民主社会主義共和国においては、政府と少数派タミル人の反政府武装勢力である「タミル・イーラム解放の虎（LTTE）」との間で、民族紛争が長期間続いていましたが、2002年2月、無期限停戦の合意により和平交渉が開始されました。しかし、その後、具体的な進展が見られない中、2006年7月以降、戦闘が激化し、多数の被災民が発生しました。

この事態に際し、2006年8月に国連から「スリランカ共通人道行動計画」が発出され、緊急支援の必要性につき国際社会に要請が行われました。同行動計画の下で、スリランカにおいて被災民の支援を行っている国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）から、被災民の支援に用いられる物資の提供につき要請がありました。

さらに、2009年4月以降、政府とLTTEとの間で、激しい戦闘が開始されたため、再び多数の被災民が発生しました。この事態に際し、国際移住機関（IOM）から、被災民の支援に用いられる物資の提供につき要請がありました。

協力実績

	2006（平成18）年　UNHCRに対する物資協力
	2009（平成21）年　IOMに対する物資協力