ネパール国際平和協力業務(2007(平成19)年~2011(平成23)年1月)
ネパール
【首都】カトマンズ
ネパール基礎データ(外務省ホームページへ)ネパールでは、1996(平成8)年以降、ネパール国軍とマオイストの間で武力紛争が継続していましたが、2006(平成18)年11月、紛争終結を含む包括和平合意が成立しました。これを受けて、国連安保理は、2007(平成19)年1月、武器及び兵士の管理の監視等を任務とする国連ネパール政治ミッション(UNMIN)の設立を決定しました。
我が国は、ネパールの平和構築のための支援活動に対し、人的な協力を積極的に行うため、2007年3月27日、国際平和協力法に基づき、ネパール国際平和協力業務実施計画及び関係政令を閣議決定しました。
その後もUNMINの活動期間は安保理決議により延長されてきましたが、2010年9月、安保理はネパール政府の要請を受け、UNMINの任務を2011年1月15日をもって終了することを決定しました。これに伴い、我が国のネパール国際平和協力隊も、同月、業務を完了し帰国しました。
軍事監視要員
マオイストの武器の管理の監
視 UNPhoto/UNMIN
我が国は、軍事監視要員として6名の自衛官を派遣しました。我が国の要員は、各国の要員と共に数名でチームを作り、カトマンズのUNMUN本部とネパール軍施設及び各地のマオイストキャンプ(周辺のサテライトキャンプを含む。)において、ローテーションにて武器及び兵士の管理の監視業務を実施しました。
連絡調整要員
UNMINに派遣された軍事監視要員が円滑かつ効果的に活動を行えるよう、現地において軍事監視要員と関係機関との連絡・調整などを行うため、4名程度をカトマンズに派遣しました。