コソボ国際平和協力業務(2001(平成13)年)

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コソボ

【首都】プリシュティナ

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2001(平成13)年11月17日、国連コソボ暫定行政ミッション(UNMIK)の統括の下、コソボ議会を構成する議員を選出する選挙が実施されました。

この選挙について、国連からの要請に基づき、欧州評議会(CE)が国際的な選挙監視活動を行うこととなり、CEから我が国に対して選挙監視要員派遣の要請がありました。我が国は、CEの要請を受け、民間人3名、国家公務員3名の計6名の選挙監視要員及び現地において選挙監視要員と関係機関との連絡調整などを行うため5名の連絡調整要員を派遣しました。

(1)選挙監視要員

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投票に訪れた有権者たち

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監視活動中の要員

我が国の選挙監視要員6名は、11月11日に本邦等を出国、翌日にコソボに到着し、同月18日までCEの選挙監視要員としてコソボ内の各地(プリシュティナ、ズヴェチャン、ミトロヴィツァ、イストック、クリナ、マリシェヴォ、ジャコヴィツァ)において、他国の国際選挙監視要員と2人1組で担当する投票所を巡回して開場準備、投票・開票作業等に立ち会い、選挙規則が遵守されているかどうかの監視を行い、監視結果をCEに報告するといった業務に従事した後、同月19日にコソボを出発し、同月21日までに本邦等へ帰国しました。

コソボ中央選挙委員会が同月24日に発表した最終結果によれば、有権者登録数約125万人に対して投票率は64.3%でした。今回の選挙は、コソボ内の全民族が参加し、国際社会の協力の下、平穏、自由かつ公正に実施されました。

(2)連絡調整要員

関係省庁(内閣府、外務省)から派遣された5名の連絡調整要員は、11月9日から逐次業務を開始し、プリシュティナその他コソボ内の各地において、CE等関係機関と我が国の選挙監視要員との間の連絡調整業務に従事し、同月19日までに業務を終了し、本邦に帰国しました。

連絡調整要員は、我が国の選挙監視要員及びCE等関係機関と緊密に連絡を取り、コソボ内の各地において治安情勢等各種情報の収集を行い、我が国の選挙監視要員が業務を円滑かつ効果的に実施できるよう支援しました。

我が国の要員の配置先

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