東ティモール選挙監視国際平和協力業務(2007(平成19)年)

東ティモール選挙監視国際平和協力業務

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東ティモール民主共和国
(平成14年(2002年)インドネシア共和国から独立)

【首都】ディリ

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東ティモールでは、同国において2006年12月に初めて制定された選挙法に基づく同国民の手による初の民主的選挙として、大統領選挙が2007(平成19)年4月9日に、大統領選挙決選投票が5月9日に実施されました。また、それに引き続き国民議会選挙が6月30日に実施されました。

東ティモールの国づくりを一貫して支援してきた我が国としても、今次選挙に協力することとし、大統領選挙、大統領選挙決選投票、国民議会選挙の3次にわたり選挙監視団を派遣しました。

大統領選挙(投票日4月9日)

投票所での日本監視員(ディリ)img

投票所での日本監視員
(ディリ)

準備状況を確認する隊員img

準備状況を確認する隊員

選挙監視要員(14名)のうち4名は、3月下旬に東ティモールに到着し、現地における情報収集、選挙監視活動のための準備作業等を開始しました。また、4月4日に本隊(民間人7名を含む)が到着すると、日本選挙監視団としての活動が本格化し、選挙監視要員は、選挙キャンペーン、投票準備、投票及び開票の各プロセスについての監視活動等の業務に取り組みました。

4月9日の投票日には、選挙監視要員は東ティモール各地の59の施設に設置された投・開票所を延べ127回訪問しました。4月11日には監視団の所感が発表され、4月14日には全員が業務を終了し、帰国しました。

大統領選挙決選投票(投票日5月9日)

投票のために並ぶ住民と監視要員(バウカウ)img

投票のために並ぶ住民と
監視要員(バウカウ)

ディリでの開票作業img

ディリでの開票作業

4月9日の大統領選挙第1回投票の結果、過半数を獲得する候補者がいなかったため、上位2名(ルオロ候補及びラモス・ホルタ候補)による決選投票が5月9日に実施され、我が国としても、4月の第1回投票に引き続き決選投票にも選挙監視団を派遣しました。

選挙監視要員(8名)のうち1名は、5月4日に現地に到着し、選挙監視活動のための準備作業等を開始しました。また5月7日に本隊6名(民間人3名を含む)が現地に到着し、現地採用の要員(東ティモールで活動するNGO関係者1名)も加わり、日本選挙監視団としての活動が本格化しました。選挙監視要員は、投票準備、投票及び開票の各プロセスについての監視活動等の業務に取り組みました。

5月9日の投票日には、選挙監視要員は東ティモール各地の54施設に設置された投・開票所を延べ105回訪問しました。5月11日には監視団の所感が発表され、5月14日には全員が無事に業務を終了し、帰国しました。

県集計所に送付された投票箱を確認(バウカウ)img

県集計所に送付された
投票箱を確認(バウカウ)

県集計所での開票状況(バウカウ)img

県集計所での開票状況
(バウカウ)

選挙監視要員(14名:民間人9名及び政府職員5名)のうち、準備要員は6月20日以降、順次本邦を出発し、現地入りして監視活動のための諸準備を行いました。6月27日に本隊として6名が到着すると、日本選挙監視団としての活動が本格化し、選挙監視要員は投票準備、投票、開票及び集計等の各プロセスについての監視活動等の業務に取り組みました。

6月30日の投票日には、選挙監視要員は、東ティモール各地の55の施設に設置された投・開票所を延べ100回訪問して監視活動を行い、翌日以降も各地の集計所で開票・集計作業の監視を行いました。7月4日には監視団の所感が発表され、7月7日には全員が業務を終了し、帰国しました。

我が国の要員の配置図

我が国の要員の配置図img

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