東ティモール選挙監視国際平和協力業務(2002(平成14)年)

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東ティモール民主共和国
(平成14年(2002年)インドネシア共和国から独立)

【首都】ディリ

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2002(平成14)年4月14日、国際連合東ティモール暫定行政機構(UNTAET)により、東ティモールの大統領選挙が実施されました。

我が国は、国際連合の要請を受け、国際平和協力法に基づく「国際的な選挙監視活動」のための国際平和協力業務として、選挙監視の分野で協力するため、民間人4名、国家公務員4名の計8名の選挙監視要員を派遣しました。

選挙監視要員

投票を呼びかけるポスターimg

投票を呼びかけるポスター

準備状況を確認する隊員img

準備状況を確認する隊員

選挙監視要員(8名)のうち2名は、4月7日に本邦を出発し、翌日に東ティモールに到着し、UNTEBT、国際連合開発計画(UNDP)を始めとする関係機関等からの情報収集、現地調査等の業務を実施しました。また、同月9日には、6名(民間人4名を含む。)が本邦等を出発し、翌日に東ティモールに到着しました。選挙監視要員は、ディリ、マナトゥト及びリキサの各県において選挙キャンペーン及び選挙準備の監視等の実務を実施しました。

同月14日の投票日には、上記3県の合計14か所の投票所において投票状況を監視し、我が国として、今次選挙が全体としておおむね自由かつ公正に行われたと認められたこと等を内容とする所感を発表し、投票日翌日の15日、開票状況の監視を行った後、4月17日までに全員が業務を終了して本邦等へ帰国しました。

投票及び開票は全体として円滑かつ平穏に行われ、UNTAETが4月17日に発表した最終開票結果によれば、全投票数は約37万票(投票率約86%)で、こうした高い投票率は、東ティモールの人々の新しい国づくりに対する熱意を示すものと言えます。

今次大統領選挙の結果に基づき、5月20日、シャナナ・グスマン候補は21世紀における初の独立国として新たな一歩を踏み出した東ティモール民主共和国の初代大統領に就任しました。

我が国の要員の配置図

我が国の要員の配置図img

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