ボスニア・ヘルツェゴビナ国際平和協力業務（1998（平成10）年）
ボスニア・ヘルツェゴビナ
【首都】サラエヴォ
ボスニア・ヘルツェゴビナ基礎データ（外務省ホームページへ）
投票所に詰めかけた有権者
1998(平成10)年9月12日、13日に、ボスニア・ヘルツェゴビナの大統領評議会の構成員及び議会の議員、スルプスカ共和国の大統領、副大統領及び議会の議員、ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の議会の議員などの選挙が実施されました。我が国は、欧州安全保障・協力機構（OSCE）の要請を受け、国際平和協力法に基づく初めての「国際的な選挙監視活動」のための国際平和協力業務として、選挙監視及び選挙管理の分野で協力するため、国家公務員5名の選挙監視要員と、国家公務員3名、地方公務員5名、民間人17名計25名の選挙管理要員を派遣しました。
選挙監視要員
選挙監視要員
選挙監視要員は、サラエヴォ県に3名、ゼニッツァ・ドボイ県に1名、中央ボスニア県に1名が配置され、2名でチームを組み、担当地域において1日当たり平均10数か所の投票所を巡回して投票及び開票作業に立ち会い、公正で自由な選挙が行われているかどうかの監視を行いました。
選挙管理要員
開票作業の監督を行う選挙管
理要員
選挙管理要員は、25名全員がサラエヴォ県に配置されました。投票所に配置された要員は、担当する投票所において、選挙規則が遵守されているかどうかを監督したほか、必要に応じて投票所委員会委員長に対して改善の申し入れを行いました。また、一部の要員は、投票に関連する機材の集積センターにおいて、投票用紙、集計用紙、有権者リストなどの投票関連物資の搬入に際して検査を行うとともに、物資搬出及び保管に関する業務に従事しました。
連絡調整要員
我が国の選挙監視・管理要員が業務を円滑かつ効果的に実施できるよう、現地において選挙監視・管理要員と関係機関との連絡、調整などを行うため、関係省庁（総理府（現内閣府）、外務省）からサラエヴォに4名の連絡調整要員が派遣されました。
我が国の選挙監視・管理要員の配置図
