和田内閣府副大臣のエジプト・イタリア訪問概要

 和田義明内閣府副大臣は、8月22日から24日、エジプト及びイタリアを訪問しました。エジプトにおいては、我が国から多国籍部隊・監視団(MFO)に派遣中のシナイ半島国際平和協力隊員の激励等、MFO関係者及びエジプト政府関係者との意見交換を行うとともに、イタリアに所在するMFO事務局(本部)を訪問し、意見交換を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1.シナイ半島国際平和協力隊員との懇談

 現在派遣中の4名の活動状況を視察し、高い士気をもって、国際平和協力に貢献していることを確認しました。4名を激励するとともに、引き続き、我が国を代表して、職務を完遂することを要望しました。

2.ベリマン多国籍部隊・監視団(MFO)幕僚長(コラーシュ多国籍部隊・監視団(MFO)司令官(不在)の代理)との意見交換

 和田副大臣から、中東の平和と安定に尽力しているMFOの活動への敬意を表するとともに、2019年から2名を派遣し、本年6月末から2名(計4名)を追加派遣している日本隊要員への適切な環境整備に対して謝意を述べました。MFO側から、日本隊要員の活躍に対する高い評価が示されました。また、情勢について、意見交換を行いました。

3.カーセム・エジプト国防省国際機関連絡調整庁長官との意見交換

 和田副大臣から、MFO要員派遣を通じて日エジプト協力や中東の平和と安定に引き続き貢献していきたい旨述べた上で、日本人要員に対し引き続きのエジプト側からの配慮を要望しました。

 また、シナイ半島情勢について、意見交換を行いました。

4.ディブル多国籍部隊・監視団(MFO)事務局長との意見交換

 和田副大臣から、7月に日本で行われた内閣府主催の国際平和協力シンポジウムへの参加・貢献に改めて謝意を述べました。

 また、シナイ半島国際平和協力隊員の活動状況の視察の所感を述べるとともに、日本とMFOとの協力の意義や重要性についての認識を共有し、引き続き協力していく旨を述べました。


シナイ半島国際平和協力隊員への激励

MFO司令官代理との意見交換
 
 

エジプト国防省幹部との意見交換

MFO事務局長との意見交換