「今後の国際平和協力の在り方に関する研究会」第1回会合
1 2025年3月21日(金)、内閣府国際平和協力本部事務局において、「今後の国際平和協力の在り方に関する研究会」第1回会合を開催しました。
2 この研究会は、国際平和協力法の制定から30年以上が経過したところ、その間に積み重ねられた我が国の国際平和協力の実績、紛争等をめぐる国際情勢の変化、それに伴う国際平和協力の在り方に係る国際的議論、現行法に基づく実施体制等を踏まえ、今後の我が国の国際平和協力の在り方について、幅広い有識者から意見を聴取することを目的としています。
3 この研究会の座長には、キハラハント愛東京大学大学院総合文化研究科教授が就任しました。キハラハント教授は、国際連合平和活動局委託独立研究「平和維持活動の未来、新しいモデル、および関連する能力」(The Future of Peacekeeping, New Models, and Related Capabilities)の共同執筆者の1人です。また、キハラハント座長に加え、井上実佳東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部教授、坂根宏治国際協力機構(JICA)元スーダン事務所長・元平和構築室長(現人事部付)、ナッケン鯉都国際移住機関(IOM)駐日代表、西田一平太笹川平和財団上席研究員、松村五郎元陸上自衛隊東北方面総監(国際安全保障アナリスト)が外部有識者として参加しています。
4 内閣府からは、森川徹国際平和協力本部事務局長、吉田孝弘同次長、日髙麻里絵同参事官が参加するとともに、防衛省、外務省、JICAからも関係者がオブザーバー参加しました。
5 今次会合では、日本の国際平和協力活動への貢献の意義、日本の立場とアピールポイント、日本の関わり方に関する方針の戦略的な改革について、活発な議論が行われました。現在の国際情勢の変化、日本が置かれている国際的位置づけを踏まえ、今後日本としてどのような方針の下で国際平和協力の取組を進めていくべきかにつき、外部有識者から、それぞれの知見に基づく意見が出されました。
6 この研究会は複数回の会合を実施した後に、参加有識者による「議論のとりまとめ」を公表する予定です。
7 次回会合は4月25日(金)に開催予定です。
今後の国際平和協力の在り方に関する研究会の開催について(PDF形式:100KB)
「今後の国際平和協力の在り方に関する研究会」参考資料(PDF形式:2553KB)
