国連平和維持活動(PKO)閣僚級会合・準備会合
森川国際平和協力本部事務局長は、2月4日及び5日(現地時間同日)にインドネシア・ボゴールにおいて開催された、インドネシア、バングラデシュ、オランダ、米国共催による国連平和維持活動(PKO)閣僚級会合・準備会合に日本政府代表団長として出席しました。
この準備会合は、昨年12月にウルグアイで開催された第1回の準備会合に引き続き、2025年5月にドイツで開催予定のPKO閣僚級会合に向けた準備プロセスとして行われたものです。各国の政府関係者及び国連事務局や大学・研究機関の専門家等が出席し、日本からは内閣府、外務省の関係者が参加しました。
今回の会合では、今年の閣僚級会合主催国のドイツ及び日本を含む他のPKO閣僚級会合プロセスの共同議長の要請によってDPO(国連平和維持局)を通じてキハラハント・愛 東京大学教授ら研究チームに委託された、「平和維持活動の未来:新しいモデル、および関連する能力」に関する独立研究(“The Future of Peacekeeping, New Models, and Related Capabilities”)を踏まえ、既存及び将来のPKOミッションのあり方について議論がなされました。
森川事務局長は、独立研究でなされた、PKOミッションの未来のためのマンデート、モデルと方式(モダリティ)に係る提言を踏まえ、日本としても国連加盟国、国連事務局とともに複雑化・不安定化する国際情勢に国連PKOを適応させていくべく努力していく旨述べました。

また、会合に先立ち、スブラマニアン UNMISS軍事部門司令官と意見交換し、司令官から日本隊員の貢献に謝意が示されました。

さらに、米国のPKOチームとも意見交換を行い、5月のPKO閣僚級会合に向け、日米で引き続き緊密に意思疎通、連携をしていくことを確認しました。
