現地からの声:ジャパン、ディアック(日本、大好き)!

UNMITボボナロ・チーム軍事連絡要員
1等陸尉 島瀬 貴生(たかお)

 私は本年9月以来、治安情報の収集を主任務とするUNMIT軍事連絡グループの要員として、ここ東ティモールにおいて勤務しています。私が所属するチームの管区(ボボナロ県)では、日本の協力により造られた灌漑施設の存在とともに、2002年から2004年の間、陸上自衛隊の施設部隊が駐屯し住民の方と良好な関係を築いていたこともあり、情報収集活動の最中、至るところで「ジャパン、ディアック(日本、大好き)!」と歓迎を受けます。

小学校におけるボランティア活動での子どもたちとの写真(折り紙を折っている最中)img

小学校におけるボランティア活動での子どもたちとの写真(折り紙を折っている最中)

小学校におけるボランティア活動での子どもたちとの写真img

小学校におけるボランティア活動での子どもたちとの写真

 また、私たちのチームでは、現地の方々と友好的な関係を構築するとともに、同国における国連の存在を身近に感じてもらうため、様々なボランティア活動も実施しています。マリアナ市内にある小学校への訪問はそうした活動の一環であり、緊張の強いられる勤務の中にあって、似た年頃の子どもを持つ私にとっては、安らぎを感じられる時間の一つでもあります。小学校でのボランティア活動では、私は英語の授業を担当するほか、派遣前に娘から習った折り紙を披露しています。男の子には鶴、女の子には桔梗(ききょう)の折り方を教えていますが、レパートリーが少ないことが悩みです。

交番でのインタビューの風景(真剣です)img

交番でのインタビューの風景(真剣です)

日本が大好きな国境監視所長と仲よくなり、写真を1枚(日本人歌手のファンとのこと)img

日本が大好きな国境監視所長と仲よくなり、写真を1枚(日本人歌手のファンとのこと)

国境監視所でのインタビュー風景img

国境監視所でのインタビュー風景

 来年3月の東ティモール大統領選挙を控え、同国の行政的自立を支援する私たちの活動も、いよいよ大事な時期を迎えようとしています。引き続き、同国の発展と、そして、屈託のないこの国の子どもたちの明るい未来のため、精一杯任務に当たっていきたいと思います。

抱き方がぎこちないのか、バンビも居心地が悪そうですimg

抱き方がぎこちないのか、バンビも居心地が悪そうです

日本車は日本人にということで、同僚に頼まれ車をメンテナンスimg

日本車は日本人にということで、同僚に頼まれ車をメンテナンス

日本製プリンターは日本人にということで、小学校の先生たちに頼まれ不具合を修理img

日本製プリンターは日本人にということで、小学校の先生たちに頼まれ不具合を修理

平成23年12月
東ティモールにて