PKO法制定等及びカンボジア国際平和協力業務(1992~1993)

写真で振り返るPKO25年
※写真提供:防衛省、国連、朝雲新聞社
































































































































































国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律(PKO法)成立 1992.6.19公布、8.10施行

25年前の1992年6月、日本は国際社会に、より積極的な役割を果たしていくことが必要であるとの観点から、PKO法を制定しました。

国連安全保障理事会

安保理決議に基づくPKOの活動は、停戦監視等を中心とした活動から、民主的統治、復興、警察支援等の平和構築を含む活動までその任務は多様さを増しています。

カンボジア国際平和協力業務

カンボジア派遣部隊要員の選定が開始されました。「真っ先に行く人によって(自衛隊の)評価が決まる、そのつもりで頑張る、もし第一陣で行くことができたなら最大の名誉」と意気込む隊員達。

カンボジア国際平和協力業務

陸上自衛隊先遣隊が、海上自衛隊の輸送艦など三隻で広島県・呉基地を出発。航空自衛隊も小牧基地にて空輸支援隊を編成。カンボジアPKOに向け三自衛隊が一斉に行動を開始しました。

カンボジア国際平和協力業務

20余年にわたる国内混乱が続いていたカンボジアにおいて、道路の補修を始め、橋の修理やUNTACの構成部隊に対する後方支援等を行いました。

カンボジア国際平和協力業務

日本で最初の施設隊派遣で、陸上自衛隊の施設部隊計1200名が荒廃した道路等の補修を行いました。

カンボジア国際平和協力業務

施設部隊は道路の補修を行うにあたって、作業に必要な原材料を現地の採石場で採取する等自らも原材料の確保に努めました。

カンボジア国際平和協力業務

40度を超える猛暑といった厳しい環境の中で、荒廃した国道2号線及び3号線の道路の補修等を行いました。

カンボジア国際平和協力業務

施設部隊の活動にあたっては、作業地域の付近に不発弾等がある危険性もあり、こうしたことに十分留意しつつ業務を進めていく必要もありました。

カンボジア国際平和協力業務

UNTAC日本施設部隊の第一次先遣隊がタケオ州に入り、宿営地の設営を開始。約150人の子供達から熱烈な歓迎を受け、隊員達はカンボジア語のテキストを手に会話を試みるなど和やかな雰囲気でした。

カンボジア国際平和協力業務

宿営地の台所では、部隊の胃袋を支える33人の炊事班が猛暑の中で腕を振るう。屋外炊具2号に乗せた大ナベで自慢の「韓国風焼き肉」づくり。豚肉をニンニクとしょうがを入れて炒め、ゴマで和える。

カンボジア国際平和協力業務

現地では、地元住民も様々な職種で雇用されました。写真は食堂従業員として雇用された住民です。隊員とともに作業にあたっています。

国際連合平和維持活動への物資協力

国連カンボジア暫定機構(UNTAC)に対しテレビ、ラジオ、発電機を提供しました。カンボジア国民へ自由公正な選挙等についての広報・教育効果を高めるために使用されました。