第4回野口英世アフリカ賞受賞者の訪日について令和5年3月

昨年8月にチュニジアで開催されたアフリカ開発会議(TICAD8)の際に授賞式を行いました、第4回野口英世アフリカ賞受賞者の訪日招へいプログラムが3月13日から17日まで実施されました。

今回訪日したのは、HIV/エイズの研究・予防・治療や新型コロナウイルス感染症対策でアフリカのみならず全世界に多大な貢献を行った理由で医学研究分野の共同受賞となった南アフリカ共和国のサリム・S・アブドゥル・カリム博士とカライシャ・アブドゥル・カリム博士夫妻、及び、アフリカ関係者のパートナーシップでギニア虫症のほぼ完全な撲滅達成が評価され医療活動分野での団体受賞となった「ギニア虫症撲滅プログラム」を代表して受賞した米国カーターセンターの関係者2名(アダム・ウェイス同プログラム担当ディレクター及びメーガン・マーツ上級副部長)です。

今回の招へいは、受賞者の方々の功績を日本国内であらためて紹介し、また一行の滞在中、国民各層と広く交流を深めてもらうことが目的でした。国民にも幅広く受賞者の功績を知っていただくとともに、野口英世アフリカ賞そのものに対する理解を深めていただくよい機会となりました。

具体的には、内閣府主催の歓迎セレモニーを開催した他、天皇皇后両陛下へのご接見、上記のとおり岸田総理への表敬、アフリカや開発関係の機関、大学主催による講演会・シンポジウム等を実施しました。また、野口英世博士にゆかりの深い福島県、横浜市も訪問し、現地でも盛大な歓迎行事が行われました。

野口英世アフリカ賞は、アフリカの地に渡り黄熱病の研究を行い、自らも黄熱病に感染して現地でなくなった野口英世博士の功績に因み、アフリカで蔓延している感染症等の疾病対策のために顕著な功績を挙げた個人・団体を顕彰するために平成18年7月の閣議決定で創設されました。これまでTICADに合わせ4回の授賞式が行われましたが、第4回賞授賞式は初の海外(アフリカ)での開催となりました。

3月14日総理表敬
(出典:首相官邸ホームページ 野口英世アフリカ賞受賞者による岸田内閣総理大臣表敬
  • 3月13日
    内閣府歓迎セレモニー

  • 3月14日
    アフリカ協会主催
    講演会

  • 3月15日
    横浜市訪問

  • 3月15日
    日本医科大学主催
    講演会

  • 3月16日
    JICA・UNDP
    シンポジウム

  • 3月17日
    福島県訪問

関連リンク