第4回野口英世アフリカ賞受賞者訪日招へいについて令和5年3月8日

官房長官定例記者会見

1.招へい理由

(1)第4回野口英世アフリカ賞授賞式は、昨年8月、TICAD8の際にアフリカで実施し、TICAD8出席のアフリカ首脳・代表団に広く周知できました。よって今回は日本国内において、国民各層に対して受賞者のお披露目を行うことを目的とします。
(2)ついては第4回賞受賞者を本邦に招へいし、日本国内で右授賞式実施報告を兼ねた受賞者功績等の紹介の機会を持ち、広く国内各層への周知や受賞者との交流を行う予定です。

2.招へい対象者(第4回野口英世アフリカ賞受賞者)

【医学研究分野】
・サリム・S・アブドゥル・カリム博士及び
・カライシャ・アブドゥル・カリム博士

【医療活動分野】
・アダム・ウェイス氏(ギニア虫症撲滅プログラム・ディレクター)
米カーターセンターのマーツ上級副部長(寄付部門、日本・アジア担当)が同行予定。

3.招へい時期・滞在期間

(1)招へい時期
   2023年3月12日(日)~17日(金)
(2)本邦滞在期間
   上記招へい期間の前後に私費滞在予定

4.想定される主な表敬訪問先及びイベント

・行政機関、経済界、医療関係団体等への個別表敬
・アフリカ関係及び開発協力関係機関主催による講演会・シンポジウム
・横浜市でのイベント(市長表敬、長浜ホール視察、横浜市大との交流等)
・福島県でのイベント(知事表敬、野口英世記念館・野口英世青春館視察、鶴ヶ城視察、高校生との交流 等)

5.取材機会の提供

・3月13日(月)
内閣府主催歓迎セレモニー
(17:45~18:30、場所:ホテルニューオータニ 鳳凰の間)

・3月14日(火)
アフリカ協会主催講演懇談会
(14:00~16:00、場所:如水会館 オリオンルーム)

・3月15日(水)
横浜市主催イベント
(9:10~12:25、場所:横浜ベイホテル東急、長浜ホール、横浜市大医学部)
日本医科大学主催講演会及び済生学舎ギャラリー視察
(14:00~16:30、場所:日本医科大学橘桜会館、同会館済生学舎ギャラリー)

・3月16日(木)
個別取材対応
(午前中、場所:相談にて調整)
JICA/UNDP/内閣府共催シンポジウム
(14:00~16:00、場所:JICA市ヶ谷ビル国際会議場)

・3月17日(金)
福島県、猪苗代町主催イベント、福島プレスインタビュー
(10:00~17:25、場所:福島県庁、猪苗代町、会津若松市)
※ 個別取材は、上記以外でも希望があれば検討可。

本件連絡先

内閣府 野口英世アフリカ賞担当室
TEL: 03-5501-1706

(参考)受賞者の功績

医学研究分野

医学研究分野では、本賞初の共同受賞として、南アフリカ共和国のサリム・S・アブドゥル・カリム博士及びカライシャ・アブドゥル・カリム博士のご夫妻に授与。授賞理由は、アフリカでのHIV/エイズ感染症対策や新型コロナウイルス感染症対策等への重要な貢献。

サリム・S・アブドゥル・カリム博士(南アフリカ共和国)
南アフリカ・エイズ研究プログラム・センター(CAPRISA)所長、
米コロンビア大学メールマン公衆衛生大学院CAPRISA教授(国際保健)
及びクワズル・ナタール大学副学長代理(研究)。

カライシャ・アブドゥル・カリム博士(南アフリカ共和国)
南アフリカ・エイズ研究プログラム・センター(CAPRISA)次長、
米コロンビア大学メールマン公衆衛生大学院教授(疫学)
及びクワズル・ナタール大学副学長代理(アフリカ保健)。

医療活動分野

医療活動分野では、これも本賞初の団体受賞として、ギニア虫症撲滅プログラムに授与。授賞理由は、本プログラムを長年主導してきたカーターセンターとアフリカ関係者のパートナーシップによるギニア虫症のほぼ完全な撲滅の達成。

ギニア虫症撲滅プログラム
史上2番目のヒト疾患の撲滅を目的とした、カーターセンター主導の下でのアフリカ関係者とのパートナーシップによる国際的なキャンペーン。

※ 野口英世アフリカ賞は、アフリカでの感染症等の疾病対策のための医学研究・医 療活動の両分野において顕著な功績を挙げ、アフリカに住む人々の保健と福祉の 向上に貢献した方々に授与されるものです(平成18年7月28日閣議決定)。