山崎内閣府事務次官記者会見要旨 平成31年1月15日

(平成31年1月15日(火) 18:00~18:07  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨

 本日着任しました山崎重孝と申します。
 今までは、皇位継承式典事務局長でしたので、お見知りおきの方々もいらっしゃると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 さっき新旧次官の交代式を見ていただいたみたいなので、それに付け加えて申し上げることはありませんけれども、私としては皇位継承式典事務局長を兼ねておりますので、そちらも御代替わりという非常に大きな問題ですので、それも全力を挙げながら、内閣府事務次官も全力を挙げてやっていきたいと思ってます。
 今までマスコミの皆さん、政治部、それから内政部、地方部というところとお付き合いしてきまして、経済部の方々とはあまりお付き合いはありませんけれども、以後よろしくお願いいたします。
 以上です。

2.質疑応答

(問)これまで政府の式典委員会、皇位継承の関係でお伺いします、式典委員会で、山崎次官は事務局長として中身の話をされたと思います。今後は、内閣府の事務次官としてメンバーの一員でもあると思います。
 そのときに、今後開かれる式典委員会で、どちらの立場で参加するというか、その辺りのことが分かればなと思うんですが。
(答)二つの立場で、事務局長としての発言と、次官としての発言を明確に分けようと思っています。
(問)局長としては、内容を説明して、次官として、委員としての発言もまたされるというような、そういう形になるんですか。
(答)必要があればすると思います。
(問)ちょっと細かい話で恐縮なんですけども、皇室典範改正準備室の参与という肩書は、これはまだ外れてないという理解ですか。
(答)今日の発令で外れました。
(問)分かりました。ありがとうございます。
(問)厚労省さんの方で、統計のデータの方がいろいろ問題が出たということで、今回、こちら内閣府さんでも出されている統計の見直しが今後進んでいると思うんですけども、改めてこういうふうな問題が起きて、統計の正当性というか、どうやってそういうふうな政府のデータを信頼性のあるものにされていかれるのか、次官としてのお考えをお伺いさせてください。
(答)データ、統計というのは全ての基礎ですので、そこが間違ったら、やっぱり政策の立案に影響するわけです。今回に関しても、やっぱりGDP統計の中で、GDPそのものではありませんけど、必要な改変をしていく必要が出ています。
 今までのシステムでは、各省が持っている統計は、総務省の方の審査を経てきっちりやっていくということになっていたわけです。そこが今回揺らいだのかどうか、そこはまたこれから検証されていくと思いますので、適切に今内閣全体で見直しをしていくということだと思います。
 そういった意味で、内閣府はそういう統計を基礎にした川下に立っていますので、そこをどういうふうにきれいにしていただけるか。直していくことについて、どういうふうにこちら側で対応していくか。これは早急に詰めてまいりたいと思っております。まず、厚労省さんのやり方待ちであります。
(問)今年消費税の増税が控えておりまして、経済財政諮問会議の重要性が更に高まると思うんですけども、こちらについての抱負といいますか、どういうふうに次官として関わっていかれるのかについてお伺いさせてください。
(答)経済財政諮問会議というのは、やはり全体の舵取りをしていく重要な機関だと思っています。私はかつて内閣官房にも長くおりましたし、それから総務省で税とか財政をやっていたこともあります。そういった意味で、非常に大きな司令塔だと思っています。
 消費税のお話がありましたけれども、今回、10月1日に10%になるという前提の中で、今までの3%を入れたとき、5%に上げたとき、8%になったとき、10%に今度するときと、いろいろ対応があります。今回は特に神経を使ってやっていますので、できるだけ消費に影響を与えないように万全の策を取っていると思いますが、そこをしっかりしていきたい。また、必要があれば経済財政諮問会議でいろんな議論はされるだろうと期待しております。
 その舵取りはもちろん内閣府審議官はじめ、経済企画庁畑の専門の方々がいらっしゃいますが、私なりにまた税、財政をやってきた立場として関わっていければと思っています。
(問)皇位継承の式典も兼ねていらしてて、かなり多忙になられるかと思います。また、内閣府の場合は今日、前次官からお話あったように、10人の担当大臣がいらっしゃるということで、そちらへの報告等も踏まえるとかなり時間の使い方が難しいというか、かなり気を付けていかれると思うんですけども、その辺の調整というのはどうされていかれるのかについて、お伺いさせてください。
(答)まだ今日発令されたばかりで分かりませんが、しかし、皇位継承の方もゆるがせにできません。率直に申し上げて今私が抜けるわけにもいかないような状況ですので、そこはしっかりやろうと思っています。内閣府次官の方は幅広い対応になりますから全力を挙げますが、おのずと芸風の違いはあります。いろんなやり方があるんだろうと思っています。
 私は私なりにこれまで、総務省における局長とか、内閣審議官とか、内閣総務官とか、人事政策統括官とかという職をやってきましたので、それなりの時間の使い方を考えながら滞りがないようにやっていきたいと思っています。
 ただ、任命されたばかりですから、どうなるかはちょっと分かりませんが、一生懸命やります。
(問)もう1点お願いします。今回の就任というのは、いつ、どのような形で、どなたに言われたのかについて、開示できる範囲で結構ですので。
(答)内示は閣議決定の前の日に受けました。
 よろしくお願いします。

(以上)