細野復興大臣・内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年9月29日

(令和8年9月29日(火) 10:32~10:44  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 改めて、おはようございます。冒頭、私から3点申し上げます。
 まず第1点目は、台風26号についてでございます。台風は、10月の1日頃にかけて伊豆諸島に近づく恐れがあり、前線は9月30日頃にかけて西日本や東日本に停滞する見込みとなっております。また、伊豆諸島では、10月1日頃は警報級の大雨や高波となる可能性があります。西日本や東日本では、所によっては警報級の大雨となる可能性があります。今般の台風について、政府としては、官邸に「官邸連絡室」を設置して、情報収集などに当たっております。
 引き続き、自治体や関係機関と緊密に連携を図りながら、国民の皆さんに対する適時的確な情報提供、被害状況の把握、被害が発生した場合の人命第一の方針の下での災害応急対策に当たってまいります。台風25号で大きな被害を受けた千葉県及び神奈川県などにおいては、この台風26号と、その影響を受ける前線活動による直接的な影響は小さいと見込まれるものの、前線の影響により10月1日にかけて断続的に雨が降り、地盤が緩んだ状態が続くため、土砂災害に注意が必要であります。気象庁や各地の気象台が発表する最新の防災気象情報等に十分注意していただいて、早めの対応、万全の対策をとっていただきますようお願い申し上げます。政府としては、引き続き、警戒を怠らず、緊張感を持って臨んでまいります。
 2点目でございます。先日、福島県の内堀知事を表敬訪問した際、知事から「高市総理に福島の思いを直接聞いていただきたい」というお話をいただきました。本日、この後、11時半より内堀福島県知事、吉田大熊町長、伊澤双葉町長が総理と面会することになりました。私も同席いたします。
 3点目といたしまして、同じく先日、内堀知事に御挨拶をした際、私から「できるだけ早い段階で、特に浜通りに伺いたい」旨をお伝えをいたしました。10月1日に福島県の川俣町、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、飯舘村、2日には田村市、葛尾村、南相馬市、広野町の日程で浜通りの各市町村を訪問することになりましたので、併せてお伝えをいたします。日程の詳細については、事務方にお問い合わせをいただければというふうに思います。私からは以上です。

2.質疑応答

(問) 1日、2日に浜通りを訪問されるということで、特に福島第一原発立地町の大熊・双葉両町では、具体的にどのようなお話をされる予定かなど、いかがでしょうか。
(答) できるだけ早くと思っておったんですが、今日、先に総理の所に両町長来られるので、そのお話をまずしっかり伺いたいというふうに思っております。特に両町というのは、東京電力福島第一原発の立地のまさに自治体でございますので、最も負担をかけてきた自治体ですので、よりしっかりお話を伺わなければならないと思っております。特に私として思いが強いのは、中間貯蔵施設を受け入れていただいたという経緯がありますので、その辺り現状も依然として、まだ問題が解決する目途が立っておりませんので、しっかりとお話を聞かなければならないと思っております。
 また、住民の皆さんの中で戻りたいという意向を持っていらっしゃる方がいらっしゃいますので、そういった方々にどのように寄り添っていくのかというのも、改めてしっかりと私なりに状況を把握をして、これから動きたいなと思っております。
 一方で、大熊町も双葉町もそれぞれ復興の拠点はかなり充実してきていると思っておりまして、プラスの部分をできるだけ、これからしっかりと伸ばしていくということも重要だというふうに思います。ですから、課題は依然あるわけですけれども、復興に向かって歩みを進めているところをしっかりとサポートして、政府として寄り添って、前に進めていきたいというふうに思っております。
 どうしてもかなり多くの自治体を回りますので時間は限られますが、特にこの両町については、できる限りしっかり時間を使いたいなというふうに思っております。
 
(問) 冒頭ございました内堀知事との面会について伺います。先ほど、福島で面会された際に、知事の方からそういった要望があり、大臣の方からも総理に働き掛けをするということを現場のほうでもお約束されたと思います。一週間余りで今回、総理の面会に至るというふうに思うんですけども、今回の面会を通して、それぞれどういったことをまず期待するのかということと、また大臣が総理に働き掛けをされた際に総理からどういったお言葉、もしくは御反応といったものがあったのか、併せてお願いします。
(答) 官房長官にも直接私のほうでお願いをいたしましたし、高市総理にもできるだけ早期にお会いをいただきたいという話をさせていただきました。
 そうしましたら、総理からは、もう早期に会うからという力強いお言葉をいただきましたので、やはり福島の思いをしっかりと受け止めたいというふうに総理御自身が思っておられるという、そういう気持ちが伝わってまいりました。思った以上に早く日程調整していただけたので、設定をできてよかったなと思っております。
 恐らく福島の皆さんの一番の懸念は、やはり第3期のスタートを今年から切っているわけですけれども、その後も含めて、政府としてしっかりと取り組むということだと思うんですよね。総理もその思いは共有しておられると思いますけれども、これは間接的に聞くのではなくて、まさに福島の、今回来られるのは当事者の中でもより重要な3人の方というふうに思いますので、直接その話を聞いていただく意味が一番大きいのではないかなと思います。その上で、福島の思いを受け止めて、総理の思いというのもしっかりと、これも私として返した上で、これから復興大臣として仕事をしていきたいなというふうに思っております。
 
(問) すみません、追加で一つ。若干毛色が違う話なんですけども大臣、御就任されて、Xだったりとか結構、SNSを対応されているなというふうに思っておりまして、日曜日も御自身とかでもライブ配信をされて、100名を超える方がライブ配信を視聴されていました。大臣、今後、平時とか災害に限らず、台風26号の話もそうですけども、やはりこうしたSNSの発信というものには力を入れていきたいという、そういったお考えでしょうか。
(答) ちょっと正直言うと、まだ試行錯誤しているんですよね。やはり政府の一員となっていますので、政府の方針なり、政府のこれまでのやり方というのを最大限尊重した上で、大臣としてどこまで配信をするかなという、そんなちょっと、本当にまさに文字どおり試行錯誤の状況なんですね。特に25号も含めて、今、26号ということで対応していますけれども、情報発信として非常に早いのが官邸なんですよね。官邸が情報を集めて、早い段階でサポートするというのは、これは私は政府の体制としては恐らく一番スムーズなんだろうと思っています。
 内閣府防災、間もなく防災庁になるわけですけれども、その役割は情報を共有しながら、やはり自治体とどう連携していくか。そして、その後、実際に避難場ができるであるとか、復旧・復興という段階になったときに一貫して、しっかりと対応するということですね。さらに加えるならば事前防災と。その辺の役割分担をする中で、私が防災担当の閣僚として何を言っていくべきなのかということを考えながら発信していきたいと思っています。
 一方で、復興庁のほうは、やや私も個人的な思いも強いものですから、復興庁の事務方なり、配信プラスオンで、私としてこれは言っていきたいという、そういう強い思いがある部分は積極的に配信をしていこうかなと思っております。ですから、二つの役割をそれぞれ違う形で、私が情報発信ということも含めて、役割を果たせればいいのかなという、こんな感触で今おります。
(問) 大臣、先週の会見の際に、防災庁の設置も今、兼務の状態で、もしかしたら初代の防災大臣の兼務ということもあるという話もありましたけれども、今回、内堀知事がそこら辺に対してちょっと不安というか、懸念も示されているのかなというふうに思います。そこら辺は不安を解消するというか、どういうふうに地元の皆さんに理解を求めていくか、理解してもらえるように努めていくかというところの所感をお願いします。
(答) まず、歴代の復興大臣は、本当に皆さん、福島に寄り添ってやってこられたというふうに思います。ただ、やはり一番最初の段階で福島の復興に関わった人間として、歴代の復興大臣の福島への思いというものに関して言うと、それに決して劣らない思いを、私、人後に落ちないという気持ちでおりますので、まずそれをしっかりと形にしていくことかなと思っております。
 やはり福島に足を運ぶことも重要ですし、あとは何と言っても個別の課題を乗り越えていくことだと思うんですよね。ですから、今日の時点では、これとこれだということは申し上げませんが、私の中でいくつかこれはやらなければならないなと思う課題設定をしておりまして、そこの部分で結果を出すことで、私は信頼関係は揺らいでいないというふうに思っていますので、いろいろ御心配をされる方がいらっしゃるのだとすれば、それが杞憂であるという状況をしっかりと仕事をすることで、しっかりと形にしていきたいというふうに思っています。

(以上)