城内内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年7月14日

(令和8年7月14日(火) 9:22~9:31  於:中央合同庁舎8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。本日、私からは冒頭、1点ご報告いたします。明後日7月16日(木)に、「新型インフルエンザ等対策推進会議」を開催いたします。次なる感染症有事に備えるため、「新型インフルエンザ等対策政府行動計画」を毎年フォローアップしており、今回の会議において、とりまとめを公表する予定です。この他、保健所業務のDXの状況や、感染症に関する国際動向等について報告を行います。会議自体は冒頭を除いてクローズで行いますが、会議資料や議事録は内閣官房のホームページで公表するとともに、会議後には事務方から記者の皆様にブリーフを行います。ご関心の方はご参加いただければ幸いです。

2.質疑応答

(問)2点質問ございまして、1点目ですが、骨太の方針について閣議決定を延期し、文言の修正を行う方向と報じられています。現時点で今後どのようなスケジュールで修正作業を進め、いつ頃閣議決定する見通しでしょうか。また、修正にあたっては財政規律や日銀の独立性に対する市場の懸念をどのように反映させるお考えでしょうか。
 続いて2点目ですが、10日にイラン側がホルムズ海峡の再封鎖を宣言するなど、中東情勢の不透明感が再び高まっています。現時点で日本経済の下振れリスクをどの程度認識されているか、状況次第では追加の物価高対策などを講じる必要があるとお考えか、お聞かせください。
(答)1点目ですが、ご指摘の報道については承知しておりますが、骨太方針の文言調整により閣議決定の日程がずれ込んだといった事実はございません。現在、骨太方針については与党からいただいたご意見を踏まえ文案修正を調整しているところでございます。今後、所要の手続きを経ましてできる限り早く成案を得たいと考えております。なお、具体的な修正やスケジュールについては、調整中のため現時点で申し上げる段階にはございません。
 2点目ですが、既往の原油価格上昇の影響が輸入物価、企業物価の順に、石油製品などを中心に現れ始めておりますが、川下の消費者物価については、激変緩和措置など政策効果もございまして、緩やかな上昇にとどまっているものと現状を認識しております。政府としては、今般の中東情勢を受け、国民の皆様の命と暮らしに影響が生じないよう、これまでも様々な施策を行っております。具体的には、本年3月から緊急的激変緩和措置によるガソリン等の価格を抑えるための補助を開始するとともに、7月から9月の3か月で、標準的なご家庭で5,000円の負担軽減となる電気・ガス料金支援を実施しております。さらに、令和8年度補正予算において重点支援地方交付金を追加し、電気・ガス料金支援の対象とならない特別高圧電力やLPガスの利用者を支援するとともに、今後への万全の備えのために中東情勢等対応予備費(2.5兆円)を創設いたしました。こうした様々な支援策に加え、我が国の原油の安定供給、重要物資の安定供給の確保、流通の円滑化等の取組を現在行っているところでございます。引き続き、中東情勢が国内物価及び我が国経済に与える影響を注視しながら、状況に応じて必要な対応を行ってまいる考えです。持続的に国民の皆様の安心・安全な生活をお支えできるよう、高市総理のご指示の下、関係閣僚とも緊密に連携して、経済財政運営に万全を期してまいる考えです。
(問)1番目の質問のやり取りについて確認です。文言調整でずれ込んでいるのではなくて与党の先生からいただいたご意見を踏まえてということだったと思いますが、与党プロセスは例年やっておりますが、それでも普通、原案から成案までは1週間ぐらいでやるのが通例で、別にそのとおりやらなければいけないということでないのは承知しておりますが、今年はなぜ時間がかかっているのかということが質問です。
 その関連で、国民会議の結論がなかなかいつ出るのか見えないという状況があるかと思うのですが、国民会議の結論を得るのを待っているのか、あるいは国民会議の結論、消費税について出なかった場合には骨太はどうするのか、そのあたりの整理について現時点でのお考えがあればお聞かせください。
(答)1点目ですが、当然、与党の日本維新の会とも文案調整しております。ただ、先ほど申しましたように今、様々なご意見をいただいておりまして、そうした中で文案調整をしているところであり、先ほど申しましたように具体的な修正やスケジュールについては今調整中ですので、どのタイミングでということを申し上げる段階にありません。いずれにしましてもできるだけ早期に成案を得る考えでございます。
 もう一つ、社会保障国民会議のお話がございました。現時点では、社会保障国民会議において各公党間で議論されていますが、骨太方針の文案調整は、必ずしもそれがあるから遅れているということではないと私は理解しております。
(問)今の国民会議に関連して伺うのですが、昨日の実務者会議で給付の本格導入に関する修正案が示されまして、その点については合意できる、与野党で合意できる見通しになっているのですが、その受け止めと、あと一方で消費減税などのつなぎの部分はまだ与野党の隔たりがある状態なのですけれども、いつまでに結論を出すのかお考えがあればお願いします。
(答)昨日の社会保障国民会議の実務者協議においては、中間とりまとめ案のうち、給付付き税額控除の本格導入部分について、これまでの各公党の皆さんのご指摘を踏まえた案が提示され、それをもとに意見交換がなされました。各党の出席者からは前向きな評価が示され、各党において持ち帰えられ議論することになったと承知しております。お尋ねの中間とりまとめ案のうち、制度の経過措置、すなわち、いわゆるつなぎの部分については引き続き、協議が行われるものと承知しており、政府としてはその状況を今後もしっかり見守っていく考えです。

(以上)