小野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年7月24日

(令和8年7月24日(金) 9:45~9:55  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨

 外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣として報告をいたします。
 本日の閣議前に木原官房長官出席の下で、第3回「外国人の受入れ・秩序ある共生社会実現に関する関係閣僚会議」を開催しました。本日の会議では、本年1月に取りまとめた「総合的対応策」の進捗状況を確認し、これらを踏まえた今後の取組の方向性について議論をいたしました。総合的対応策については、JESTA(電子渡航認証制度)の導入に向けた法案の成立、「不法滞在者ゼロプラン」を更に推進するための強力推進パッケージの公表、必要な在留期間を10年に引き上げるなど、帰化の要件の厳格化、土地取得等のルールについて有識者会議での議論を踏まえた検討といった進捗がありました。これらの進捗状況等を踏まえ、今後の取組の方向性として、JESTAの令和10年度中の導入に向けた準備作業やDXの推進による審査の迅速化・高度化、外国人の受入れの基本的な在り方について、将来推計等を行い、本年度中に、「基本方針」を取りまとめること。なお、この点、自民党と日本維新の会の連立合意書においても、在留外国人に関する量的マネジメント等を含め、外国人の受入れに関する基本的な方針を令和8年度中に策定するとされているところです。そして、安全保障の観点からの土地取得等のルールについての骨格を取りまとめること、「地下水の適正な保全及び利用に向けたルール」、「国土の適切な利用に向けたルール」について、法制化を含めた検討等を確認いたしました。また、「外国人の受入れの基本的な在り方」と「日本語や我が国の制度・ルール等を学習するプログラム」については、ワーキンググループを設置し、検討を進めてまいります。担当大臣としては、外国人政策の司令塔として、制度所管府省庁と連携し、今般の「今後の取組の方向性」に沿って、総合的対応策に盛り込まれた取組を着実に進めてまいります。詳細については、事務方にお尋ねをお願いします。
 次に、外国人との秩序ある共生社会推進担当、経済安全保障担当及びクールジャパン戦略担当大臣として報告をいたします。7月22日に府中刑務所、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)調布航空宇宙センター及び株式会社白組調布スタジオを視察いたしました。府中刑務所では、施設内各所を見学させていただくとともに、受刑者の約4人に1人が外国人という状況の中で、言語や文化・風習の違いから、受刑者の特性を踏まえた処遇をすることの難しさなど、貴重な現場の声をお伺いし、外国人犯罪への厳格な対応の必要性を再認識いたしました。引き続き、外国人犯罪への対応も含め、「総合的対応策」に盛り込まれた施策の着実な実行を進めてまいります。
 次に、JAXAでは、今週閣議決定された「日本成長戦略」に基づく「官民投資ロードマップ」にも記載のある風洞について、航空・宇宙分野の研究開発への活用状況に関する説明を受けました。巨大な風洞を実際に目にし、使用状況や老朽化の課題についても解像度が高まり、17の戦略分野のうち、「航空・宇宙」分野の担当大臣として、風洞の重要性を改めて確認いたしました。
 株式会社白組では、先ほど同様、戦略17分野の1つであるコンテンツのうち、主要な領域である「実写・映画」において、今後、競争環境の底上げの鍵となる最先端撮影技術や日本ならではの強み等について、実際の機材等も拝見しながら、山崎監督に加え、実際に作業を担当されている方々からも直接お話を伺うことができました。こうした設備への投資は勿論のこと、人材への投資の重要性や海外進出等の各課題についても意見交換をいたしました。
 今回の視察の結果も踏まえて、「官民投資ロードマップ」の各分野の実行に向け、関係省庁とともにさらに取組を進めてまいります。
 次に、経済安全保障担当大臣として報告をいたします。本日、第17回目となる「経済安全保障法制に関する有識者会議」を開催いたします。現在、内閣府では、先月公布された改正経済安全保障推進法に基づき、海外事業促進制度やシンクタンク等の具体的な方向性等を定める各施策の「基本指針」の検討を進めております。本日の会議では、それぞれの案について、有識者の皆様から、忌憚のない御意見を頂戴したいと思っております。詳細については、会議終了後、事務方からブリーフィングを行わせていただきます。
 最後に、科学技術政策担当大臣、外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣及び経済安全保障担当大臣として報告をいたします。諸般の事情が許せばですが、7月26日から29日まで豪州を訪問します。
まず、科学技術政策担当大臣として、エアーズ科学大臣との間で、量子分野のMOC(協力文書)への署名を行うとともに、AI等に関する会談を行います。加えて、「日豪量子産学官ワークショップ」に参加する予定です。
次に、外国人との秩序ある共生社会推進担当大臣として、シッスルスウェイト移民担当補佐大臣と外国人政策について意見交換をする予定です。
さらに、経済安全保障担当大臣として、先ほどの豪州政府要人と経済安全保障分野での協力強化について意見交換を行うとともに、豪州政府が設立したシンクタンクであるオーストラリア戦略政策研究所の所長と、経済安全保障推進法の改正を受けて今後設立されるシンクタンクとの間での協力などについて意見交換をする予定です。
この機会を最大限に活かし、これらの分野における国際連携を戦略的に推進していく所存です。出張報告は、帰国後の閣議後記者会見で実施をさせていただきます。

2.質疑応答

(問)先日、閣議決定した「デジタル社会の実現に向けた重点計画」、その中で府省共通研究開発管理システム、いわゆるe-Radの機能刷新が盛り込まれました。現状のe-Radに対する問題意識や課題についてどうお考えなのか、また今後の取組について教えてください。
(答)e-Rad(府省共通研究開発管理システム)は、競争的研究費制度を中心とした研究開発管理に係る一連のプロセスを担うシステムであり、7月21日に閣議決定した「デジタル社会の実現に向けた重点計画」において、e-Radの機能刷新を盛り込んだところです。具体的には、競争的研究費制度の増加に伴いe-Rad利用者及び申請数が増加しているほか、研究セキュリティ・インテグリティの取組強化等が求められている中で、入力項目の増加や、資金配分機関が確認する内容の増加などの課題を受け、これを効率化して、利用者の負担を軽減すべく、令和8年度から令和10年度にかけて、システムの刷新を進めているところです。
 e-Radは、第7期「科学技術・イノベーション基本計画」の下でのEBPM(証拠に基づく政策立案)の推進に当たって極めて重要なツールでもございまして、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」で期待されるDXの実現に向けた取組の一環として、e-Radの機能刷新を行い、効果的・効率的な競争的研究費等の執行を支援してまいりたいと考えております。
(問)高市首相なんですけれども、Xの投稿で睡眠時間が就任後、0から3時間という投稿が話題になっておりますが、思うところお願いします。
(答)いつも恐縮ですが、他の方の発信に対して私からコメントはございませんが、日本の全ての方が健やかであることを願っています。
(問)ちなみに、大臣は睡眠時間はどのぐらい?
(答)5時間は寝るようにはしています。
(問)少ない。
(答)どうなんでしょう。分からないです。ちょっと平均が分からないんですけども、健やかでいられるように頑張ります。
(問)外国人政策についてのお伺いなんですけれども、冒頭の発言で今後の方針について、受入れの基本的な在り方ついての将来推計を行って、基本方針を今年度中にまとめると確認されたということなんですけれども今、大臣からも発言があったように、量的マネジメントなど、自民党、維新の会の意向も踏まえた内容で取りまとめる方向なのか確認させてください。
(答)当然、それも含まれるというふうに私は思っております。
(問)最初の出張報告で、府中に行った報告で、 JAXAの風洞がかなり老朽化されているというのを見たかと思うんですけども、この更新というか、刷新についてどのようにお考えでしょうか。
(答)航空分野は成長戦略分野の一つでもありますし、ちゃんと実験ができる設備がなければ開発というのは上手くいかないわけで、どの研究機関も今、老朽化が進んでいるというのはそれぞれの所からお声が上がっているところでございますので、現場の方々が老朽化によって実験回数を抑えなくてはいけないということがないような環境を、急ぎつくっていかなければならないということは、今までもそう思っておりましたけど、更に思いを強くしたところです。

(以上)