小野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年4月17日

(令和8年4月17日(金) 9:00~9:05  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 一昨日、グローバル・スタートアップ・キャンパス構想に関する有識者会議でヒアリングをさせていただいたCIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター)の東京の拠点である、CIC Tokyoを視察いたしました。
 スタートアップから大企業に至るまでの様々な企業に加え、自治体等も含めた300以上のテナントが入居しているオフィスやイベントスペースなどの施設を視察するとともに、スタートアップを取り巻く現状、課題、そして支援の在り方について意見交換を行い、グローバル・スタートアップ・キャンパス(GSC)構想の推進の観点から有意義な示唆を得ることができました。
 GSC構想の実現に向けては、その中核となる拠点の運営を担う認可法人の設立等を定める法案を今国会に提出したところであり、法案が成立した暁には、我が国に世界最高水準のイノベーションエコシステムのハブを構築し、社会課題の解決と経済成長を実現すべく、必要な取組を推進してまいります。

2.質疑応答

(問)CIC Tokyo訪問に関連して、大臣、意見交換をされたかと思うんですけども、今、日本のベンチャーが抱える課題についてどのようにお感じになったのか。また、どういった支援が必要だとお考えなのか教えてください。
(答)今回の視察では、起業家の方々ではなく、CIC Tokyoの経営層や、入居企業の事業成長、海外展開、異業種マッチング等を支援する専門スタッフの方々と意見交換を行ったところでございます。今回の視察を通じて、ディープテック分野のスタートアップが成長していくためには、研究開発に加えて、知財や量産化も含めた事業化支援ですとか、最初から世界市場を見据えた対応と世界市場に精通するネットワークへの接続、そして、大企業、投資家、支援者など、多様な主体が集積し、新たな価値創造に向けて協働する場所などが重要であり、今後注力して取り組むべき課題であると認識をさせていただきました。
 こうした課題を解決するためにも、GSC構想において、国内外の多様な主体を一堂に集積するエコシステムのハブを構築して、ディープテック分野の研究開発から事業化支援、国際展開まで一気通貫で取り組むこととしております。
 GSC構想の実現を通じて、グローバルに活躍するスタートアップを創成し、グローバルな社会課題の解決と国内の経済成長を目指してまいりたいと思います。
(問)生成AIを用いた災害時の偽情報発信について伺います。発生から10年を迎えた熊本地震の際は、動物園からライオンが放たれたとする画像を添えた嘘の情報が拡散し、社会に混乱が広がりました。現在では、生成AI技術の発展で、偽画像や偽動画が当時よりも簡単、かつ精巧に生み出せる環境にございます。大規模発生時における生成AIを用いた偽情報対策について、現状や内容をお聞かせください。併せて、市民の方々への注意喚起などがあればお願いいたします。
(答)AIが活用されているか否かに関わらず、虚偽の画像、そして動画が拡散されることは、誤った情報の流布による社会不安の増大に係る懸念もあることから、極めて不適切な行為であると考えます。
 AI技術の進歩により、こうした行為がより容易に行われてしまうリスクに鑑み、内閣府としては、昨年末に、AI法の13条に基づく「AIの研究開発及び活用の適正性確保のための指針」を策定したところです。
 同指針では、AI開発事業者に対し、偽・誤情報の拡散等につながるAIによる不適切な出力の抑制に取り組むことを求めるとともに、AIの利用者に対しても、偽・誤情報の拡散等を目的とした不適切な行為を行わないように示して、その普及・啓発に努めているところです。また、政府としては、こうした偽・誤情報がインターネット上で流通・拡散してしまった後の対応にも取り組んでいるところです。
 引き続き、関係省庁が密に連携し、こうした問題に取り組んでまいりたいと思いますが、いずれにしても国民の皆様におかれましては、適切なリテラシーを持って行動していただくことが重要でありまして、大規模災害時においては、まずは政府・自治体や報道機関の情報で確認をしていただくことを意識していただきたいと思います。ぱっと見て、ぱっと飛びつくのではなくて、一次ソースを複数の目線から確認するということを、これは災害時に限らず、常に意識していただけると、これからの時代、大変いいのではないかなと思います。
(問)来週から靖国神社の春の例大祭が始まるのですけれども高市内閣発足後、初めてということで、小野田大臣、入閣されてから初めての例大祭になります。これまで小野田大臣、以前からも参拝されたことがあるかと思いますが、来週の例大祭に合わせて参拝する御意向などはありますか。
(答)今までも何かの行事の時に限らず、日常的に参拝はしているので、個人として適切に判断してまいりたいと考えています。

(以上)