小野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年4月7日
(令和8年4月7日(火) 11:00~11:07 於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)
1.発言要旨
おはようございます。科学技術政策担当大臣として報告をいたします。
科学技術について広く一般国民の関心と理解を深め、我が国の科学技術の振興を図ることを目的に、昭和35年から科学技術週間を毎年開催しています。今年は、来週13日から19日の間で開催をいたします。
全国の大学や研究機関、科学館等では、施設公開や講演会など160件以上の関連イベントが開催予定です。また、文部科学省では、科学技術週間にあわせて、平成17年より学習資料「一家に1枚」ポスターを制作し、全国の小中学校、高等学校、大学、科学館、図書館等に配布してあります。
ということで、今日、お持ちしました。こちらです。22枚目となる今年のテーマは、「身近な現象から知る地球 自然と生きる列島」です。
文部科学省の科学技術週間のホームページにおいて、特設ウェブサイトや動画が公開されておりますので、是非、御覧いただけたらと思います。
次世代を担う若い世代に対して、難解に見える科学の世界を親しみやすく、魅力的に伝える手段として、今回の「一家に1枚」のポスターのような形で科学技術に触れ、興味を持っていただく機会を一つでも作ることが重要と考えています。
過去のポスターも全てダウンロードできますし、以前頂いた周期表のポスターもそれぞれの元素がどのように使われているかや、半減期なども一覧に載っており、重要鉱物がどういうものに使われていて、何となくこれがそうなんだというのが、一般の人にも分かってもらいやすいものだなと思います。
今、我が大臣室には、これを機に「一家に1枚」ポスターが8枚に増殖しまして、大変楽しく拝見をさせていただいておりますので、是非、こちらも過去のものと併せて参考にしていただけたらと思います。
科学技術の面白さ、そして意義を伝えて、広く国民の関心と理解を深めるとともに、次世代の科学技術人材が次々に輩出されるよう、内閣府としても関係省庁と連携し、引き続き、必要な取組を推進してまいります。
2.質疑応答
- (問)お疲れ様です。科学技術週間が始まるわけですけども、大臣の学生時代や、あるいは会社員時代の科学技術に関する思い出とかエピソードがあったら教えてほしいというのが一つ。もう一つ、今回の科学技術週間に参加する子どもたちや今、いろいろと準備をしている研究者の方たちに何かメッセージをお願いできれば。
- (答)いろいろ思い返してみましたが、田舎に住んでいましたので、周りに生物とか多様性とか、そういうものはもちろんたくさんありましたし、農業も携わっていました。でも、ごりごりの文系で生きてきましたので、科学技術と言われると、学生時代も会社時代もあまり関わってこなかったかなと思います。
「一家に1枚」ポスターを(大臣室に)貼っていると、文部科学省の人やいろいろな人が来られたときに、これうちも貼っていましたという人が結構多くて、こういうポスターをうちも貼っていたら、ひょっとしたらそういう道を楽しいなと思えたのだろうなと思うと、ちょっと欲しかったなと思います。
防衛大臣政務官のときに、装備研究所などを視察した際、研究は楽しいと、目をキラキラさせて、これ分かりますか、ここからここに変わったときにこんな変化があったんですよという姿を見て、もう絶対、私は生まれ変わったら理系になるというのは心に決めております。
なお、先月、閣議決定をした第7期「科学技術・イノベーション基本計画」においては、「基礎研究・学術研究を社会全体で支えていく機運を醸成するため、(中略)我が国において科学が文化となることを目指す」としております。
今回の科学技術週間の機会も通じながら、国民一人ひとりにとって、最先端の技術、研究成果がより身近なものに感じられるよう、引き続き、様々な取組を関係省庁と連携して行い、我が国において科学が文化となることを目指してまいりたいと思います。
いろいろな博物館などで準備をしてくださっている研究員の皆様たちにおかれましては、子どもたちの目をキラキラさせていただけるような素敵な週間になることを私からもお願いしたいし、応援しております。
ちなみに、こちらはQST(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)の出しているITER(国際熱核融合実験炉)の漫画でして、フュージョンエネルギーやITERがどういうものか、漫画にするととても読みやすいですし、こちらは産業技術総合研究所ですけれど、こういった科学技術に関わる方々が少しでも分かりやすく説明をしようとしてくださっている教材は、「一家に1枚」ポスター以外にもたくさんあると思いますので、ぜひこういうものに子どもたちも触れていただいて、今世で理系を目指していただけたらうれしいと思います。 - (問)生成AIで日本のアニメや漫画などのキャラクターに酷似した動画や画像が無許諾で出力されている問題について伺います。諸外国では、生成AI事業者を相手取った訴訟が相次ぐ中、日本国内では被害額算定の難しさや権利関係の複雑さから訴訟の提起に踏み切れない実態もございます。AI戦略や知的財産戦略を所管する大臣として、現状をどのように受け止め、知財保護にどのように取り組むのか、お考えをお聞かせください。
- (答)生成AIによる著作権侵害の事案が相次ぐ中で、事務方に指示の上で、コンテンツ業界との意見交換を実施しておりまして、ご指摘のような問題についても承知をしているところです。
こうした点を含めて、政府としてもAIと知的財産権を巡る課題にどのように対応していくべきなのかということを従来から有識者と議論を進めてきてはいるのですが、現在、パブコメの集計を行っているAIのプリンシプル・コード、こうした課題を解決する一助になるであろうと、ならねばならないなというふうに今、最終的に取りまとめを進めておりますので、引き続き、検討を進めてまいりたいと思います。
また、以前から申し上げているように、著作物の許諾なき活用が生じている状況というのは看過できるものではありません。
政府からは、当該事案を生じさせるAI事業者に対して逐次、是正を要請しながら、その結果、いたちごっこではありますが、一定の改善は認められたというふうにも承知をしております。
しかし、未だ不適切な出力が可能な状態になるのも見受けておりますので、引き続き更なる改善を求めてまいりたいと考えます。
(以上)