小野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年4月3日

(令和8年4月3日(金) 11:15~11:23  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨


 お疲れ様です。科学技術政策担当、宇宙政策担当、人工知能戦略担当大臣として報告をいたします。
 3月31日に、第11回日仏科学技術協力合同委員会に、バティスト フランス高等教育・研究・宇宙担当大臣、松本文部科学大臣と共に出席をいたしました。
 日仏で進められている宇宙、原子力、フュージョン、AI、健康医療等の様々な分野での具体的な協力の進捗が確認され、両国間の科学技術協力の基盤を一層強固にする意見交換の場になりました。
 また、4月1日には、バティスト フランス高等教育・研究・宇宙担当大臣との意見交換を行いました。私からは、共通の価値観を有するフランスとの間で科学技術・イノベーションにおける連携を一層深めていきたい旨を申し上げるとともに、宇宙分野やAI分野における我が国の政策や日仏協力の状況等について説明をさせていただきました。
 バティスト大臣からは、特に宇宙分野における日仏協力の進展を歓迎するとともに、多様な分野で両国間の協力がさらに進むことを期待する旨のご発言をいただきました。引き続き、両国間の協力関係をますます強化すべく取り組んでまいります。
 次に、経済安全保障担当大臣、クールジャパン戦略担当大臣、人工知能戦略担当大臣として報告をいたします。
 現在、日本成長戦略会議における総理のご指示を踏まえ、17分野で「官民投資ロードマップ」の策定に向けた議論を行っております。
 私の担当分野でも、分野ごとにワーキンググループ等を開催し、民間有識者の皆様の御意見を伺いながら迅速に検討を進めております。
 昨日は、「航空・宇宙」と「コンテンツ」について、ロードマップに対する有識者の方々からの意見を取りまとめました。
 本日は、「AI・半導体」についても、同様に意見を取りまとめる予定です。
 今後、各方面と調整しつつ、これらの成長分野における日本の「勝ち筋」について総合的な支援策を検討し、投資額及び定量的インパクトを算出して、「強い経済」の姿を示すとともに、その実現に向けて取り組んでまいりたいと思います。

2.質疑応答

(問)おはようございます。お疲れ様です。先ほどの冒頭発言でもあった日仏合同委員会やバティスト大臣との会談での内容について、どういった分野で協力、これからするのかなど、話せる範囲でもう少し詳しく教えていただければと思います。
(答)第11回日仏科学技術協力合同委員会及びバティストフランス高等教育・研究・宇宙担当大臣との意見交換では、例えば宇宙分野やAI分野等における日仏協力等について議論しました。
 具体的には、宇宙分野については、安全保障、民生及び商業まで幅広く日仏協力が進展していることを歓迎するとともに、今後も連携を更に深化させていくという方向性で一致しました。また、宇宙の持続可能性に関する取組の重要性も確認したところです。
 バティスト大臣は、宇宙のスペシャリストであり、研究機関にいらっしゃったということで、宇宙に関して、濃いお話をすることができました。
 翌日2日には、高市総理とマクロン大統領がスペースデブリ除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケール社を共に視察したとも承知しておりまして、嬉しく思います。
 AI分野については、日仏共同声明が首脳レベルで発出されることを踏まえて、AIが人手不足等の課題を乗り越えるために重要な技術であり、両国が技術や人材面での交流を積極的に進めていくということを確認させていただきました。
 引き続き、両国間の協力関係をますます強化すべく取り組んでまいりたいと思います。
 
(問)よろしくお願いします。昨日ですけど、米国の宇宙船「オリオン」が打ち上げられまして、半世紀ぶりに人類が月を目指すことになりました。2028年には、月面着陸も予定されていまして、将来的には日本人宇宙飛行士の着陸も日米合意で予定されております。大変期待が高まっているかと、宇宙への期待が、関心が高まっている状態かと思うんですけれども、国内でも月面探査に向けた研究開発ですとかスタートアップの取組など盛んになっていますけど、こういったものに弾みがつくかどうか、お考えをお聞かせいただきたいのと、今回の打上げについての受け止めを伺えればと思います。
(答)受け止めについては、本当に果敢に挑戦をされること、そしてそれが今無事に打ち上がって、ミッションが進んでいることをとても頼もしく思いますし、おめでとうございますと申し上げたいです。
 我が国も参画する国際宇宙探査計画「アルテミス計画」の「アルテミスⅡ」ミッションとして、NASA(米国航空宇宙局)が日本時間4月2日、7時35分、有人月周回飛行を目指すロケットを打ち上げたと承知しております。
 この人類の月への有人ミッション、約50年ぶりでございまして、今回のミッションでは、宇宙飛行士4人が約10日間をかけて月を周回して帰還する予定と聞いております。今後の月面着陸につながる重要な取組であり、先ほど申し上げましたとおり、心から本当に期待しているところです。
 我が国としては、引き続き、米国等と連携をしながら、アルテミス計画の推進に必要な月面を探査する有人与圧ローバの開発等を着実に進めるとともに、これらの貢献を通じて、日本人宇宙飛行士の月面着陸の実現を目指していきたいと考えています。
 また、宇宙開発戦略基金において、本年2月に第3期のテーマとして、月・地球間通信のための地上局の実証、そして月と小惑星等の宇宙資源の活用に関する2テーマを決定したところでありまして、これらを含め、月面開発に関する計9テーマ、これらの技術開発をしっかりと進めていきたいと思います。
 
(問)お疲れ様です。昨日行われました「第2回コンテンツ産業官民協議会」に関連して伺います。複数年の支援を含む大規模、長期、戦略的な官民投資を進めるとの目標を掲げる中、各委員の御指摘も踏まえて、現時点で残る課題についてはどのような点が残っていますでしょうか。また、骨太方針の策定に向けた議論も進んでおりまして、官民投資ロードマップの策定時期について、おおよその目安や目標はございますでしょうか。併せてお聞かせください。
(答)冒頭申し上げましたように、昨日、コンテンツ分野の官民投資ロードマップの策定に向けて、「第2回コンテンツ産業官民協議会」を開催しました。
 有識者の方々からも、毎回、闊達な御意見をいただいておりまして、そのために会議は非公表の運用となっており、詳細は差し控えさせていただきたいと思いますけれども、例えば、予算等の執行体制の在り方ですとか、メディア芸術センターの在り方、クリエイターの人材育成、労働環境の改善、AI等の高度技術の活用の観点など、様々な御意見をいただいたところです。
 こうした課題に対する対応策や現在調整中の官民投資額、そして経済波及効果の箇所も含めて、委員の皆様や関係省庁と引き続き協議を進めたいと思っています。
 その上で、会議の座長として責任を持って、本年春、春というのがいつかということが気になっていらっしゃると思いますが、今言えることは、本年春にコンテンツ産業の成長に繋がるようなロードマップの成案を取りまとめていきたいと考えております。
 

(以上)