小野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年3月24日
(令和8年3月24日(火) 9:24~9:30 於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)
1.発言要旨
まず、健康・医療戦略担当大臣として報告をいたします。
3月23日に第56回健康・医療戦略推進本部が開催され、令和3年に策定された「ワクチン開発・生産体制強化戦略」を「感染症危機対応医薬品等(ワクチン、治療薬、診断薬等)開発・生産体制強化戦略」に全面変更する案が決定されました。また、本戦略は、本日、閣議決定をされました。
本戦略は、感染症協議会において本年2月24日に取りまとめられた提言を踏まえて、感染症有事に万全に備えるための政府方針を改めて示すべく策定したものです。
本戦略の主な内容としては、ワクチンに加え、治療薬及び診断薬についても、優秀な人材確保・育成も目指した研究開発拠点を整備すること、継続的な企業の関与のため、直接的な財政支援に加え、買上げ・備蓄等の支援を検討・導入すること、有事対応の実効性を上げるための訓練・シミュレーション等を実施することです。
現在、日本成長戦略会議における戦略分野の「創薬・先端医療」では、感染症対応製品を「主要な製品・技術等」の一つとして位置付けておりまして、本戦略も踏まえた官民投資ロードマップの作成と具体的な施策の推進に向け、関係省庁とも連携の上、全力で取り組んでまいります。
次に、科学技術政策担当大臣として御報告をいたします。
内閣府では、令和6年6月に作成した「バイオエコノミー戦略」に基づき、バイオエコノミー市場の拡大に向けて、国内外から人材と投資を呼び込み、市場に製品とサービスを供給する体制を構築するため、バイオコミュニティの認定を行っております。
今般、地域の特色ある取組を展開する「地域バイオコミュニティ」として、新たに「東海バイオコミュニティ」を認定いたしました。地域バイオコミュニティとしては、7件目の認定となります。
現在、策定を進めている第7期科学技術・イノベーション基本計画や日本成長戦略においても、バイオが重要分野として位置付けられており、今回の認定がバイオ分野の取組の更なる発展につながることを期待しております。
内閣府としても、関係省庁と連携しつつ、情報発信やバイオコミュニティの連携強化などの取組に支援を行ってまいります。
2.質疑応答
- (問)先ほど冒頭発言でもあった「東海バイオコミュニティ」なんですけれども、地域のイノベーション拠点を応援していくために、バイオコミュニティに対して、更にどんな支援が必要だとお考えでしょうか。
- (答)バイオエコノミー市場の拡大に向けて、バイオコミュニティの果たす役割は重要でございまして、これまで内閣府では、積極的な情報発信やバイオコミュニティ機能強化事業を通じたコミュニティの連携強化等の取組を支援してまいりました。
他方で、日本成長戦略の合成生物学・バイオワーキンググループにおいては、海外の大規模なバイオコミュニティの事例も参考にしつつ、人材育成や製造等の取組を更に充実するための支援策を検討してはどうかという御意見もいただいております。
バイオ分野特有の課題を理解するイノベーション人材を育成していくことですとか、地域の取組を世界のイノベーション・エコシステムにつなげていくための支援が重要であると考えておりまして、引き続き、関係者の皆様とも意見交換を重ねながら、必要な支援策をしっかり検討してまいりたいと思います。 - (問)先般、「第15回科学の甲子園」が開かれまして、なんと、岡山朝日高校が総合優勝を果たされたということで、御所感をお願いいたします。
- (答)この度、「第15回科学の甲子園全国大会」において、岡山県代表の岡山県立岡山朝日高等学校が初の優勝を果たされたということ、そしてこれが岡山県勢としても初優勝であるということで、心より敬意と祝意を表したいと思います。
本大会は、全国から選抜された代表校が、科学技術・数学・情報などに関する筆記と実技競技を通じて、科学好きの生徒らが集い、競い合う中で、科学好きの裾野を広げるとともに、次世代の科学技術人材を育成することを目的としていると承知をしております。
このようなイベントで、岡山朝日高校が卓越した総合力を示し、頂点に立たれたことは、生徒の皆さんのたゆまぬ努力、指導する教員の方の献身、そして、学校や地域の教育環境の力を示すものと考えております。
内閣府としても、次世代の科学技術人材育成の強化に向けて、関係省庁と連携し、しっかりと取り組んでまいりたいと思いますが、優勝された高校以外の方々も、チームワークと青春の中で良い結果を残されたと思いますので、参加された全ての皆様に、お疲れ様でしたと、これからも科学を楽しんでいただけたらと伝えたいです。
(以上)