あかま内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年6月2日

(令和8年6月2日(火) 8:51~8:58  於:中央合同庁舎8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。私から冒頭、3点申し上げます。まず1点目でございます。台風6号について申し上げます。台風6号により、本日6時時点で人的被害として軽傷9名、住家被害として一部破損6棟の被害が報告されております。被災された全ての方々に、まずお見舞いを申し上げたいと思います。今後、この台風第6号でございますが、本日夜にかけて奄美地方から九州南部にかなり接近して進む見込みでございます。明日には暴風域を伴ったまま西日本から東日本の太平洋側に接近する恐れがあります。奄美地方、西日本から東日本の太平洋側では飛来物によって負傷したり、走行中のトラックが横転する恐れもある猛烈な風が吹く見込みでございます。また、うねりを伴って波が高くなり、猛烈なしけとなる見込みであり、厳重に警戒をしていただきたいというふうに思います。さらに、断続的な猛烈な雨であるとか、また非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みであります。線状降水帯が発生した場合には、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、また氾濫に厳重に警戒し、落雷や竜巻などの突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど、安全確保に努めていただきたいというふうに思います。
 本日6時時点で宮崎県、鹿児島県、沖縄県で計439か所の避難所が開設され、621名が避難されております。国民の皆様におかれましては、最新の気象情報や交通情報に十分に御注意いただくとともに、地方自治体からの避難情報にも注意していただき、早めの安全確保をお願いいたします。
 先日から「新たな防災気象情報」が運用開始されております。例えば、レベル3相当の大雨警報が発表された場合には、御高齢の方など避難に時間を要する方々は避難を開始し、レベル4相当の大雨危険警報が発表された場合には、危険な場所から全員避難していただくなど、自分の命を守るためにもレベルに応じた避難行動の判断に役立てていただきたいというふうに思います。
 台風の進路に近い地域にお住まいの方におかれては、「水や食料の備蓄」、それから「避難場所や避難経路の確認」など、事前の備えを行っていただくようお願いいたします。台風が接近した場合には不要不急の外出を控えるとともに、河川や用水路、土砂崩れの恐れのある斜面、海岸等には絶対に近づかないようお願いいたします。
 政府といたしましては、5月29日(金)に関係省庁災害警戒会議を開催し十分な体制の確保、地方自治体や関係機関への注意喚起などを行いました。災害対応に万全を期してまいりたいというふうに思っております。
 続いて、2点目として「フェーズフリー等促進検討会」の開催について申し上げます。5月22日の会見で「フェーズフリーの取組推進に向けた検討を事務方に指示した」というふうにお伝えをいたしました。この度、フェーズフリーの考え方を広く浸透させることにより、防災の取組が特別なものではなく、日常の延長として自然に実践される社会の実現を目指し、「フェーズフリー等促進検討会」を新たに開催することといたしました。本検討会では、防災への心理的ハードルを低減し、社会全体で防災行動が当たり前となる機運の醸成、また、様々な主体が防災対応を広めるプレーヤーになり得ることなど、防災に対する気づきの喚起、社会環境を変えることによる災害に強い社会の実現などについて議論をしていただく予定でございます。第1回会合は、明日6月3日に開催をいたします。詳細については事務方にお尋ねをいただきたいというふうに思い思います。
 続いて、3点目でございます。「総合防災技術推進会議」の開催について申し上げます。災害対応においては、迅速な情報把握から避難生活の支援まで、様々な局面において先端科学技術の活用が不可欠であります。近年は、ドローン、衛星・AIを活用した技術など新たなサービスも生まれております。政府の日本成長戦略においても、防災技術への投資を促進していくこととしております。こうした先端科学技術の防災への徹底的な活用に向けて、防災庁の設置も見据え、司令塔機能を発揮していくために、今後の施策や推進方策を検討する「総合防災技術推進会議」を新たに開催することといたしました。本会議においては、防災技術のシーズと現場のニーズを把握して重要な研究テーマを整理するとともに、関係省庁や民間における開発を促すための施策など、総合的な施策の展開等について御議論をいただく予定でございます。第1回会議は、明日6月3日に開催をいたしいたします。詳細は事務方にお問い合わせいただきたいと思います。私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問) 今、冒頭の後段の2点についてなのですけれども、新たにこうした2つの会議を設置されるということで、防災庁の発足というのも控える中で政府として今後こういった防災対策、どういった姿を目指していきたいか、改めてちょっとお伺いします。
(答) こういった会議の開催、また、今お話がありましたとおり、防災庁の設置という部分にあって、先ほど申し上げたとおり、まさに防災の機運を社会全体で高めつつ、いかなる局面にあっても災害に強い社会づくりのために先端技術等を活用して、さらに取組を加速化させるということでございます。

(以上)