黄川田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年9月11日
(令和8年9月11日(金) 11:05~11:12 於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)
1.発言要旨
交通安全対策担当の大臣として報告します。本日の閣議において、秋の全国交通安全運動及び「交通事故死ゼロを目指す日」の実施について閣僚の皆様に協力をお願いいたしました。
皆様のお手元の資料を御覧ください。9月21日から30日までの10日間、秋の全国交通安全運動を実施いたします。また、この期間中、ゼロのつく30日を「交通事故死ゼロを目指す日」とし、国民のさらなる意識の向上と交通事故の発生の抑制・抑止が図られるよう一層の周知を行ってまいります。
今回は次の3点を重点として掲げ、運動を推進いたします。
第1に、歩行者の安全確保と反射材用品の着用促進。
第2に、夕暮れ時の早めのライトの点灯と飲酒運転や「ながらスマホ」の根絶。
第3に、自転車・特定小型原動機付自転車の交通ルールの理解・遵守の徹底。
これらについて、地方自治体や関係団体、多くのボランティアの皆様とともに効果的に運動を展開してまいります。
例年、これから年末にかけては、夕暮れから夜間における歩行者の交通事故が増える傾向にありまして、一層の注意が必要であります。全国の皆様、お一人おひとりに御協力いただくことが何より重要でありますので、ぜひ御理解・御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
次に、障害者施策担当大臣として御報告いたします。
9月23日は「手話の日」であります。「手話の日」は、昨年6月に公布・施行された手話施策推進法に基づく普及啓発の日であり、今月は国民の間に広く手話に関する理解と関心を深めるための取組が、全国各地で行われます。内閣府では「手話の日」を通じて、きこえない、きこえにくい方々が育んだ手話や手話文化を多くの人に知っていただきたいという思いを込めて、本日、障害者施策担当大臣としての動画メッセージを、内閣府ホームページに掲載いたしました。このほか、今月は、お手元の資料のとおり、オンラインシンポジウムと全国3か所でのイベントを開催いたします。また、関係機関や地方公共団体でも多くのイベントが開催される予定です。
詳細につきましては、内閣府ホームページに掲載しておりますので、ぜひ御覧ください。
沖縄担当大臣として御報告いたします。
本日午後、都内で開催される「沖縄工芸フェア」を訪問いたします。「首里織(しゅりおり)」や「琉球びんがた」など、沖縄県内各地の工芸品が展示され、多くの方々が来場されると聞いております。
今年は11月22日に首里城正殿復元の完成式を執り行う予定であり、伝統工芸を含め、沖縄の伝統文化の素晴らしさを国内外に発信する上で大切な年であります。
沖縄担当大臣として、沖縄が誇る、魅力ある伝統工芸品を、直接この目で見てまいります。視察の詳細については、沖縄担当部局までお尋ねください。私からは以上であります。
2.質疑応答
- (問)冒頭の発言からは逸れるのですけれども、「イコールアース図法」に関連してお伺いいたします。図法の提唱者が公開している地図で、北方領土がロシア領と同じ色で描かれていた関連で、提唱者が修正に応じました。今回の一連の動きに対する受け止めと、あと北方領土問題への今後の政府の対応を改めて教えてください。
- (答)御指摘のあった「イコールアース図法」の提唱者が公表した地図について、日本政府の立場に反する表記が見られたことから、外務省から地図を掲載しているウェブサイトの運営者に対しまして、在外公館を通じて地図の表記を修正するよう申し入れを行いました。これを受け、一定の修正がなされたことは承知をしております。
政府としては、我が国の領土及び地理的名称に関する誤った認識が広まらないようにする必要があると考えておりまして、引き続き、日本政府の立場に反する表記が見られる場合には、必要な働きかけを行い、我が国の立場が損なわれないよう、しっかりと対応してまいります。
私としても、国内外に対して北方領土問題に関する正しい知識の周知などに力を尽くしてまいる所存であります。 - (問)「心中」という言葉の変更について伺います。今月公表された第22次こども虐待による死亡事例等の検証結果の報告書のほうでは、「心中」以外をこどもの虐待死、「心中」を保護者の自殺に伴うこどもの虐待死に変更しました。大臣の受け止めを教えてください。
- (答)昨日9月10日、令和6年度に発生または表面化した虐待によるこどもの死亡事例65例77人の検証結果について公表を行いました。改めて亡くなられた児童のご冥福を心からお祈り申し上げます。
虐待によるこどもの死亡事例が減少することなく推移している状況を非常に重く受け止めております。
「心中」という言葉は、この世で添い遂げられない男女が合意の上で自殺するという意味で、文化芸術作品では情緒ある表現として使われております。自殺を図る保護者がこどもを殺害する事案に同じ言葉を使えば誤解を招く恐れがあると考えております。
「心中」の表現を使わないこととした専門委員会の見解については、「心中」がこどもの虐待であること、こどもが権利の主体であることを明らかにし、こどもの命を守るということを社会全体に伝えていくといった観点でも大きな意味があると考えております。
(以上)