黄川田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和8年6月19日

(令和8年6月19日(金) 9:18~9:25  於:中央合同庁舎8号館1階S103会見室)

1.発言要旨

 こども政策担当大臣として御報告します。本日の閣議において、「令和8年版こども白書」が閣議決定されました。「こども白書」は、こども基本法に基づき、前年度におけるこども施策の実施状況等を取りまとめ、毎年国会へ報告する法定白書で、今回で3回目となります。内容は3部構成となっておりまして、第1部では、「こどもまんなか社会」の構築に向けた施策や取組を「特集・ダイジェスト」として紹介しています。具体的には、児童手当の拡充、高等教育費無償化といった子育て世帯の家計や仕事と育児の両立を支える新たな取組などを「特集」として取り上げるとともに、私自らが先頭に立って取り組んでいる「こども・若者自殺防止総力戦略」などの子どもの自殺対策に係る取組などを「ダイジェスト」として詳しく紹介しております。
 第2部では、こども・若者や子育て当事者の状況を、各種統計を用いて解説しております。
 第3部では、政府が講じたこども政策の実施状況について網羅的に記載をしております。
 本白書が国民の皆様にとってこども政策への理解と関心を一層深めていただく契機となり、「こどもまんなか社会」の実現に向けた気運の情勢に広く活用されることを期待しております。詳細は、こども家庭庁総合政策担当EBPM推進室にお尋ねください。以上です。

2.質疑応答

(問)白書に関連して、自殺対策に力を入れてやってこられたかと思うのですが、今回、この白書を通じて国民の皆様にお伝えしたいことがあれば今一度教えていただきたいのと、1章で加速化プランについて特集が組まれていると思うのですけれども、こういったものも皆さんに利用してほしいみたいな呼びかけがあれば教えてください。
(答)今お話がありましたように、こども白書で特に私が力を入れており、皆さんに見ていただきたいのは、やはりこどもの自殺対策でございまして、これまでも政府一丸となって総合的な対策を推進してきましたが、現下の極めて深刻な状況を踏まえますと、まだ対策は十分ではありません。こどもや若者の自殺対策のギアをもう1段引き上げまして、こども・若者の自殺を減らすために、「『こどもの命と安全を徹底的に守る』大臣プロジェクト2026」の第1弾として、「こども・若者自殺防止総力戦略」を始動したところでございます。
 具体的には、すべての自治体において、自殺に至る危険性が高い子どもや若者を危機が深まる前に把握し、確実に支援につながる体制を地域の中で確立し、機能させていくための施策を講じたいというふうに考えております。そのために、私自ら47都道府県の首長に対しまして、法定協議会等の設置等について直接対話して要請しているところでございます。
 また、こども家庭庁職員による自治体への伴走支援も実施してまいります。このように、地方自治体とともに総力を結集して推進してまいりたいと考えております。
 また、高市総理からも御指示をいただきまして、この6月16日、「こどもの自殺対策に関する関係省庁連絡会議」の場において、私から関係省庁に対して、こどもの自殺対策緊急強化プランの改定を見据えまして、各府省庁のこれまでの取組の洗い直しを行い、必要な取組をスピードを上げて強化することと合わせて、学校の夏休み前の時期を捉えた取組の強化の2点についてそれぞれ具体的にお願いをさせていただきました。引き続き、救える命を一人でも多く救う、こども・若者の命と安全を徹底的に守り抜くという決意の下、全力で取り組んでまいりたいというふうに考えております。
 また加速化プランについてでございますが、こちらも強力に進めつつも、先日、今度は「『こどもの命と安全を徹底的に守る』大臣プロジェクト2026」の第2弾として、こども家庭庁予算の「全部見える化」をしっかり行うという発表させていただきました。各施策どれも重要なものでございますが、国民からのいろいろな御意見を踏まえまして、しっかりとこの加速化プランの施策が重要なものであると、そして、しっかりと加速化われている、皆さんのために使われているということを認識していただく、これが世論の御理解を得て強力に進めるための一つの仕組みとなるというふうに私は思っております。こういう内容もさることながら、こういう財政の見える化、またしっかりとEBPMで評価をして精査をし、効果のある政策はより集中的に行い、また効果が薄かったり、また、なかなか実施に対していろいろな評価をいただいているものについては適宜見直しをしてやっていきたいというふうに思います。

(以上)