あかま内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年12月2日

(令和7年12月2日(火) 8:29~8:34  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 おはようございます。私の方から冒頭2件申し上げます。
 まず1点目でございます。金融犯罪対策に関わる官民一体、業界横断での新たな広報について御紹介をさせていただきます。
 御案内のとおり、本年の特殊詐欺の被害額は過去最悪となっているばかりか、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害額も引き続き増加傾向にあり、正に深刻な状況であるということでございますので、こうした詐欺などの被害金の送金先として、不正に売買された預貯金口座が悪用されているということでございますので、今般、全国銀行協会が中心となり、口座の売買が違法であることを国民の皆様に周知するためのこちらの動画コンテンツ、これを作成をいたしました。こちらを用いて、警察庁や金融庁、各金融機関、関係団体が一体となった官民一体、業界横断的な広報活動を実施をしてまいります。
 引き続き、国民の皆様が犯罪に巻き込まれないよう、その危険性について広報・啓発を推進していくので、ここにおられるマスコミの皆様方にも是非御周知の方、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 続いてもう1件目、降積雪期における防災態勢の強化等についてでございます。
 本日付で、中央防災会議会長である内閣総理大臣から、関係省庁、都道府県などに、降積雪期の防災態勢の強化等のための通知を発出をいたします。この通知でございますけれども、大雪等に備えた災害初動体制の確立、住民等に対する普及・啓発、注意喚起、さらに、除雪作業中の事故防止に向けた取組等を関係機関にお願いをするものでございます。
 これから本格的な降積雪期を迎えるに当たって、人命の保護を第一とした防災態勢の一層の強化を図ってまいります。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)先週29日に大分市の火災の現場を見にいかれたと思いますが、改めて、そこでどういった話を地元の方から伺ったのか、また、どう受け止めたか、大臣の所感をお願いいたします。
(答)まず、この度の火災に当たって、お亡くなりになられた方に心からの哀悼を表すとともに、被災された皆様方にお見舞いを申し上げたいというふうに思います。
 今、おっしゃったとおり、29日に大分市の佐賀関の被災地にお伺いをいたしました。これから年末を迎えるに当たり、被災された方々、大変不安な思い、それを抱えていらっしゃる、そういった方々から直接お話をいただく機会、また、被災現場、こちらに赴いて実際に確認をさせていただきました。
 今、避難所における避難生活というものに関しては、ある一定程度の理解いただいておるものと思っておりますが、ただ、この先ということに関しての御懸念を示される方もいらっしゃいました。その意味では、これからどういう形のいわゆる仮設、また、災害公営住宅、これはニーズを踏まえながらというふうには感じております。
 いずれにしても、視察の結果も踏まえて、これは被災自治体と緊密に連携をし、皆様方のニーズに沿った形を、国としてもしっかりと対応してまいりたいというふうに思っております。
 以上です。

(以上)