あかま内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年11月28日

(令和7年11月28日(金) 8:50~8:59  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 おはようございます。私の方から2件、冒頭の発言をさせていただきます。
 まず1点目でございます。11月18日に発生いたしました、大分県大分市における大規模火災現場の視察について申し上げます。
 諸般の事情が許せば、明日29日午後から大分県大分市に赴き、佐藤大分県知事及び足立大分市長とともに、被災現場及び避難所を視察させていただきたいというふうに思います。
 趣旨は御案内又は御理解いただけると思いますが、直接現場に赴き、地元の方からの話を直接お伺いしながら、被災された方々に寄り添った今後の対応に生かしてまいりたい、そういう考え、思いであります。
 続いて、令和7年の台風第22号・第23号の暴風雨による災害に係る激甚災害の指定についてでございます。
 本日の閣議において、令和7年台風第22号・第23号の暴風雨による災害について、激甚災害に指定する政令が閣議決定されました。令和7年台風第22号・第23号の暴風雨による災害の適用の措置については、10月31日に「激甚災害の指定見込み」というふうに公表しております。
 公共土木施設の災害復旧事業等の特例については、東京都八丈町を、中小企業の災害関係保証の特例については東京都八丈町及び青ヶ島村を「局激」として指定いたします。
 以上2点、皆様方にお伝えいたします。

2.質疑応答

(問)大分市の火災の関連で、昨日は大分県と大分市連名で緊急要望書の手交もありました。実際にどんな話をされたのか、言える範囲でお願いしたいのと、明日の視察について、どういった点を特に重視して御覧になりたいか、お願いします。
(答)昨日、大分県知事、また大分市の副市長さんが私のところにおみえになりました。
 県知事の方からは、被災の状況、それは発災直後の写真、また、翌日・翌々日の写真等々をお見せいただきながら、図面にて、いわゆる延焼エリア、そういったところの状況についてお話がありました。
 併せて消火活動の状況であるとか、避難、消火活動、また避難生活にあっては、現状このような形で対処・対応しているという、そうしたお話をいただきました。
 もちろん私としては、国として県また市と連携をしながら、被災者に対する支援を頑張ってまいりましょう、そして特段何かあればというようなお話の中で、両首長と是非という話でまとまりました。
 そして、明日赴いた際には、確かに現地における火災・延焼状況というものは確かに地図の中で指し示していただきましたけれども、今なお約100世帯の方々が被災をされて避難所生活を強いられているという中で、そういった方々のお声を直接伺うことに重きを置いて、そして、その声をしっかりと私共の政策の中で生かしてまいりたいと思っております。
 以上です。
(問)大分火災の関連でお伺いします。激甚災害指定の見込みについて、お伺いできますでしょうか。
(答))大分市における火災ということについての、いわゆる激甚指定という話でございますけれども、今回の火災についてでございますが、公共土木施設関係、農地関係及び林野火災等の被害状況を確認したところ、関係省庁からは激甚災害の対象となる被害額の報告は今のところございませんでした。
 以上です。
(問)そうすると、激甚災害指定をするのは難しいという見込みなのでしょうか。
(答)今のところの被害状況を鑑みるとでございます。今後、どのような被害状況というものがまた新たに見いだせるのか、そういったことも加味はされるのだろうというふうには思っていますが、現在にあっては、すぐに、では激甚指定だと言うに至っていないということでございます。
(問)仮に激甚災害指定をできなかった場合に、その他の方法での財政的な支援でしたり、そういった支援の在り方について大臣のお考えがあれば伺えますでしょうか。
(答)先ほど来のお話にあるとおり、大規模な火災であること、また多くの被災者がおられること、その意味では国として県・市とも連携をしながら、しっかりと最大限の支援をするようにというふうに総理から指示もございました。
 既に19日に災害救助法、25日に被災者生活再建支援法を適用しておるところでございますが、具体的な施策について、スピード感を持って取りまとめて対応していくことをもって、しっかりと支援を寄り添ったものとしていきたいというふうに思っております。
 明日、赴く中でまた様々な課題、また支援要請があるものというふうに理解をしておりますので、それらも踏まえてスピード感を持って対応することが大事だというふうに思っています。
(問)(冒頭)2点目のところなのですけれども、改めて先月の台風による伊豆諸島の被害と、今回の激甚災害の指定で国の支援を復興にどのように生かしてもらいたいのか、大臣の受け止めをお願いします。
(答)伊豆諸島における被害は大変大きく、被災という形で今なお、「なりわい」であるとか、住まいということ、町ということについてしばらく道が長いのだと思っています。指定によってそれらが速やかに、いわゆる復旧・復興が速やかに進むことを大いに期待し、それらについてもしっかりと寄り添ったものとしていきたい、そう思っています。

(以上)