あかま内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年11月7日

(令和7年11月7日(金) 8:27~8:30  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)海洋政策の関連で1点お伺いします。先日の高市首相とトランプ大統領の会談でも、レアアースなどのサプライチェーン強化の連携方針が確認されました。政府は来年1月に南鳥島でのレアアースの採掘試験の計画もありますけれども、海洋担当の大臣として海底からレアアースを採掘する技術が確立されたことによる効果だとか、期待、どのように考えておられるか教えてください。
(答)今、おっしゃったとおり、先日、高市内閣において「日本成長戦略本部」が設置されまして、17の戦略分野が定められたところでございます。まさにそのうちの1つが「海洋」、そういうふうに位置づけられております。
 喫緊の課題の対応としては、総合海洋政策本部において昨年4月に海洋の開発・利用に関する施策のうち、国益の観点から特に重要なものを推進するため、「海洋開発等の重点戦略」を決定いたしております。
 この戦略の中において、「南鳥島とその周辺海域の開発の推進」、これを重要ミッションの1つとして定めております。内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム、いわゆるSIP(内閣府戦略的イノベーション創造プログラム)でございますけれども、それと総合海洋政策推進事務局が連携いたしまして、南鳥島周辺海域でのレアアース生産に向けた技術開発と社会実装、これに向けた取組を推進しております。
 来年1月でございますが、この折に南鳥島沖の水深約6,000メートル海域において世界初のレアアース泥を引き上げるための技術的な実証試験を予定しております。
 この取組については様々な開発課題もございます。技術的・経済的に非常にチャレンジングなものでありますけれども、レアアースのほぼ全量を海外に依存している我が国にとって極めて重要な取組であるというふうに考えております。
 引き続いてSIP等と連携して海洋資源開発に向けた取組を強力に推し進めてまいりたいと、そう思います。

(以上)