坂井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年9月19日

(令和7年9月19日(金) 9:25~9:31  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 私から冒頭2件申し上げます。
 まず1点目、本日の閣議において、三原内閣府特命担当大臣から令和7年秋の全国交通安全運動の実施について発言がありました。これに関連し、私から警察においては各自治体や関係機関、団体と連携し、道路横断時の交通ルールに関する交通安全教育、反射材の着用促進や夕暮れ時の早めのライト点灯についての広報啓発、飲酒運転の防止、自転車や特定小型原動機付自転車の交通ルールの周知といった取組を進めていくことを発言いたしました。
 特にスマートフォンや携帯電話の使用が要因となって発生した死亡・重傷事故が近年増加傾向にあります。スマートフォン等を使用して運転することは禁止されており、事故を起こした場合には通常の事故と比較して死亡事故となる比率が約3.3倍も高くなることなどその危険性を周知し、ながらスマホの防止に努めてまいりたいと考えております。
 そして、2点目でございますが、国が行う分散備蓄に関して新たに整備する8拠点のうち、3拠点については既に本年4月に一般財団法人SGH防災サポート財団と、業務連携協定を締結済みとなっておりましたが、9月17日に残りの5つの拠点についても愛知県・兵庫県・高知県・熊本県及び札幌市の5つの自治体とプッシュ型支援用物資の備蓄保管に関する協定を締結いたしました。
 本協定は各地域において国が行うプッシュ型支援に必要な物資の保管に御協力いただく内容となっています。
 この協定締結によって、発災直後に必要量を市場調達することが困難な段ボールベッドや簡易ベッド、パーティション、簡易トイレ、入浴資機材、キッチン資機材をより迅速かつ確実に被災地域に届けることが可能になると考えています。
 こうした取組が災害時に最大限活用されるようにするため、搬入物資を活用した訓練を自治体とも連携して実施する等、平時から万全の体制を構築してまいります。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)まず冒頭発言にあった、分散備蓄の件で1点お伺いします。
 以前の発表ですと、令和8年3月までに物資の搬入を完了させるというような見通しだったかと思いますが、こちらの準備状況について現状はどのようになっているか教えてください。
(答)現在、各物資の調達事業者及び各協定先と調整を進めているところでございまして、物資の中身によって搬入時期は異なりますが、早いものでは10月から搬入が始まり、今年度末令和8年3月末までには予定どおり全ての物資の搬入が完了する予定となっております。
(問)ありがとうございます。続いてすみません、もう1点、政務の関連で恐縮ですがお伺いいたします。自民党総裁選についてお伺いします。
 昨日までに5人の方が立候補を表明されていまして、ある程度構図は固まったのかと思います。党所属議員として、大臣は総裁選でどなたを応援されるか、もし決まっていましたら、その理由と併せて教えていただけますでしょうか。
(答)決めてはおりますが、ここはこういう場(大臣記者会見)でございまして、それ以外の政務のことに関してはお答えを控えさせていただきたいと思います。
(問)一昨日の協定締結式において、大臣は挨拶の中で、実際の備蓄物資を使用した訓練など、平時からの訓練の取組の重要性について言及されていましたけれども、具体的にどのような取組を行っていくのか考えを伺います。
(答)そこに物資があって、たとえそこで人がいて、トラックがあったとしても、やはり手はずであるとか段取りであるとか、タイミングであるとか、そういったものは訓練をしなければ、やはり、いざというときには大変混乱を生じるものだと思っておりますので、防災訓練として、内閣府職員、自治体職員に加えて実際に物資の搬送を行う運送事業者も参加をする形で実際に物資搬出を行う形で、災害を想定した訓練、実際の運び出し訓練を行っていただければと思っているところでございます。

(以上)