坂井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年7月22日

(令和7年7月22日(火) 10:35~10:43  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 私から冒頭2点申し上げます。
 まず1点目、政令改正についてです。本日、激甚災害関係の政令改正が閣議決定されました。具体的には、令和6年1月1日に発生した能登半島地震による災害について、被災した中小企業者等の資金需要が今後も見込まれることから、今月末までとなっていた災害関係保証の特例期間を1年間延長し、令和8年7月31日までとするものでございます。引き続き被災した方々の支援に努めてまいります。
 この政令改正については、7月25日の公布・施行を予定いたしております。
 詳細につきましては事務方にお尋ねください。
 そして、2点目でございますが、「大規模地震防災対策推進検討会」の開催について申し上げます。先日、「南海トラフ地震防災対策推進基本計画」が変更されましたが、南海トラフ地震、首都直下地震及び日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震の基本計画について、地震防災対策の進捗や効果を定期的かつ継続的にモニタリングし、必要に応じて各基本計画の見直しについて検討するとともに、南海トラフ地震臨時情報の発表に伴う、防災対応ガイドライン改定などの諸課題について、有識者によって機動的に検討することを目的として、新たに『大規模地震防災対策推進検討会』を開催することといたしました。その中で、北海道・三陸沖における後発地震に関する情報の認知度を向上させる方策についても議論することとしています。
 明後日、24日(木)より第1回を開催いたします。
 詳細については事務方にお尋ねください。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)冒頭のまず1点目、大規模地震防災対策推進会議についてですけれども、南海トラフ地震臨時情報に関するガイドラインの改定というのは、いつを予定して想定しているのか、もしあればお願いします。
(答)7月24日の検討会で議論いただく予定としており、その状況にもよりますが、早い段階で改定できるよう作業を進めてまいりたいと思っております。
(問)ありがとうございます。あと、別件で選挙の話になるんですが、よろしいでしょうか。まず1点目、参議院選挙、一昨日、投開票が行われましたが、改めて大臣の参議院選挙に対する受け止めをお願いできますでしょうか。
(答)閣僚としての記者会見ということもございます。選挙結果についてのコメントは差し控えたいと思います。
 どちらにしても、引き続き石破内閣の一員ということで、今現在そこの行政府のお役目をいただいているわけでございますので、全身全霊をかけて職責を全うしてまいりたいと思っております。
(問)あともう一問、同じ質問になってしまうんですが、昨日の総裁会見で総理「続投」の意向を示しましたが、それに関する評価をお願いいたします。
(答)私からこの点について何か申し上げる立場にはないと考えております。
(問)(大規模地震防災対策推進)検討会のことですけれども、まずガイドラインの改定、どういったところがポイントになるのか、お伺いできることがあれば教えてください。
(答)昨年の12月に南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループでの議論を経て、改善方策を公表したところでございまして、ここでは、平時からの周知・広報の強化、また、臨時情報発表時の呼びかけの充実、そして、各主体における防災対策検討の推進を図ることとしたところでございまして、これらをガイドラインに反映することなどについて、7月24日の検討会でまずは御議論いただく予定ということでございます。
(問)もう一点、北海道・三陸沖の後発地震の情報の認知度向上の方策というのは、具体的にどういったところを議論される予定なんでしょうか。
(答)1つは、南海トラフの地震の臨時情報が、極めてその仕組みとして存在をするという認知度が高くなっているということもございます。多くの方に、この千島海溝の地震の情報をどうやって伝える仕組みになっているのか、そして、どういう形でそれを多くの方々にお伝えをしていくのか、もちろんこの中身に関しても議論をいたしますが、そういった周知、また、知っていただくことも大事な課題だと思っております。
(問)トカラ列島近海を震源とする群発地震の関係でお伺いします。地震の発生から1か月程度経ちますけれども、先日、鹿児島県知事や十島村の村長とも意見交換をされておられましたが、政府としてどのような対応ができるとお考えでしょうか。よろしくお願いします。
(答)まずは現場の状況をしっかり共有をしながら、この現場のニーズを踏まえて、現場自治体や関係省庁も連携しながら対応していくということに尽きるかと思っております。しばらく、震度4以上の地震がここ何日かは計測されておりませんから、そろそろ局面が変わることも期待をしているというところでございます。

(以上)