坂井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年2月18日

(令和7年2月18日(火) 8:55~9:05  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
 おはようございます。私から冒頭、2点申し上げます。
 まず1点目、日本海側を中心とした大雪についてでございます。
 強い寒気が流れ込み、明日、19日(水)頃にかけて、強い冬型の気圧配置となります。本州の日本海側を中心に大雪の予報です。
 また、明後日、20日(木)以降も冬型の気圧配置が数日続いて、雪が続くおそれがあります。
 大雪による交通障害に注意・警戒をしてください。また、積雪の多い地域では、雪崩にも注意をいただきたいと思います。
 国民の皆様におかれましては、最新の気象情報や交通関係の情報に十分に御注意いただき、自動車を運転する場合は、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着の徹底をお願いいたします。
 また、これまでの大雪により積雪が多くなっている地域があります。屋根からの落雪などに注意していただくとともに、除雪作業を行う場合は、事故防止のため、1人では行わず、御家族や御近所の方に声を掛けて、十分に注意をしていただくようお願いをいたします。
 2点目でありますが、領土問題担当大臣として、2月22日(土)に島根県松江市において、島根県等が主催をする第20回「竹島の日」記念式典については、政府から領土問題担当の今井政務官が出席いたしますことを報告いたします。
 詳細は、内閣官房領土・主権対策企画調整室にお問い合わせいただければと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)「竹島の日」関連でお伺いします。
 「竹島の日」記念式典への政務官の派遣は、今年で13年連続となります。
 例年同様、県は坂井大臣など閣僚の出席を求められていますが、今回、政府として今井政務官の派遣を決定した経緯と意図を教えてください。
 また、坂井大臣に、現状の竹島を巡る問題に関する領土問題担当大臣としての御認識や、今後の取組方針についても併せてお伺いいたします。
(答)具体的な検討内容につきましては、今後の対応に様々支障を来すおそれがございますので、差し控えさせていただきますが、領土問題担当大臣としては、国内外において我が国の立場についての正確な理解が浸透するよう、関係機関と連携し、内外発信の強化にこれまで以上に努めてまいりたいと思っております。
(問)内閣では、伊東良孝北方対策担当大臣も別にいらっしゃって、領土問題担当大臣の坂井大臣がいらっしゃいます。
 日本政府として領土問題として認識しているのは、竹島問題と北方領土問題の二つだと思いますけれども、領土問題担当大臣は、領土・主権対策企画調整室を所管する他、事実上、竹島問題を担当することになるのかなと思います。
 領土問題担当大臣の役割について、どのように認識されているか、改めて大臣の考える役割を教えていただけますでしょうか。
(答)竹島に関しましては、歴史的事実に照らしましても、かつ国際法上を見ましても、明らかに我が国固有の領土であります。
 この我が国固有の領土であるという事実を、領土問題担当大臣といたしましては、国内外にしっかり発信をし、そういった現実を実現すべく、努力をしていくという立場かと思っております。
(問)昨年の10月に領土問題担当大臣にも御就任なされて、領土問題についての取組というのは、具体的に進展が見受けられないという民間内外の批判はあるかと思いますけれども、領土問題担当大臣としてのこれまでの取組と成果について御説明いただけますでしょうか。
(答)10月に就任をいたしまして、10月、11、12、1、2と4か月ちょっとという形になります。そこまで明確な成果といったものをお示しができるというのは、一つ大きな国際的な面で見れば難しいかと思いますが、国内外への発信と、そして、この状況を国民に御理解いただくということが大事ということであるのであれば、領土・主権対策企画調整室が、ある種、所管をしている施設がございますので、この領土・主権展示館をしっかり、そこで展示している中身を国民にアピールをするということが重要かと思っております。
 この4月からリニューアルをし、また新たな形でこれが展開をしていくということでございまして、そこに向けて様々、今、仕込みと言うとあれですけども、手を打ち、お願いをし、多くの方に御来館をいただき、この問題に関心を持ってもらう努力をしているところでございます。
 先日は丸の内のKITTEという場所におきまして出張展示などもさせていただき、今までからすると多くの方に御観覧をいただいたということでございますので、今回4月にリニューアルオープンをした後、できる限り多くの人に来てもらう、ある種、その何人来ていただいたかということが、今までよりも多くおいでいただければ、それは一つの形にはなるのかなと期待をすると同時に、努力をさせていただいているというところでございます。
(問)前回の会見で、「この式典、私は一応案内を頂いているという認識でいいのかな」ということを仰せでしたけれども、­その式典を欠席されると。島根県が招待されているのは6大臣だと思いますけれども、政務官ではないわけですよね。
 島根県と県議会、県民にとっても、文字どおり「血のにじむ20年」だと思いますけれども、こういった経緯を考えると、石破内閣や大臣御自身が竹島問題を軽んじているというふうに受け取られるのではないでしょうか。
(答)個人的な考えではございますが、政府の代表として、今年も今井政務官が出席をするということでございます。先ほど13年ということを何度もおっしゃられておりますが、13年と同じ形で対応するということでございますから、石破内閣として、ことさらこの問題を「軽んじている」ということを、今回、今井政務官を出席させることによって、捉えられるということは、私個人的にはないと考えております。
(問)では、13年進展がないということですかね。
(答)これと進展というのは、また直接的な問題ではないとは思いますが、様々この判断には検討させていただいておりますけれども、その中身につきましては、支障が出るとまずいので、差し控えさせていただくということでございますが。

(以上)