坂井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年1月24日

(令和7年1月24日(金) 9:40~9:46  於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨

 
冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)防災士の認証者数が昨年11月の時点で累計30万人を超えましたけれども、地域防災の重要性についての御見解と、その30万人のうち約1万3,000人を占める郵便局長への御期待も、あわせてお願いいたします。
(答)地域防災は重要であることは、言うまでもありません。災害の多い我が国にとりまして、地域の防災力を高めることは重要であり、そのためには行政による公助と連携をし、地域の住民等による自助・共助の取組を進めることが大切だと考えております。
 郵便局は、地域の生活インフラの一つとして、住民にとって身近な存在であり、郵便局長が率先して防災士資格を取得し、地域に根差した防災活動に取り組まれることは、地域の防災力向上において重要なファクターだと思っております。
 内閣府としても、地区防災計画の推進や地域ボランティア人材の育成研修など、地域の防災力向上の取組を進めているところであり、地元の防災活動で郵便局長の皆様方に御活躍いただけるということは大変心強く、今後とも積極的に参画いただけることを期待したいと思います。
(問)今日、石破政権にとって初めての通常国会が召集されます。
 防災関連を含めて、来年度予算案の成立に向けて、大臣としてどのような姿勢で臨みたいか、御所感をお伺いします。
(答)日本は世界有数の災害の多い国でありますから、事前防災から初動対応、復旧復興に至るまで、今まで以上に充実していく必要を感じており、また、総理も「防災立国」を目指しているということを公言しておりますので、それに沿った対応が取れるような形で動きたいと思っておりますが、それを行うのに大事なものは、内閣府防災の予算であり、そしてまた、それを担っていく人材であると。
 今回の予算案は、この予算、人員両面から強化をして、防災立国に向けての取組を進めていくということを前面に打ち出したものでありますから、是非この来年度予算を早期に成立をさせていきたいと思っておりますし、また、今国会では災害関連法案も提出予定となっているわけでございますので、これに関しましても幅広く国民の皆様の納得と、それから共感が得られるように、国会審議に臨んでまいりたいと思っております。
(問)国家公安委員会の関係でお伺いします。
 先日、JR長野駅前で、3人が襲われて1人が亡くなる事件が発生しました。先月には北九州市でも、中学生2人が面識のない男に襲われる事件も発生しております。
 一昨日の長野県での事件に対する大臣の御所感と、今後の治安維持に向けた政府としての御見解をお伺いできればと思います。
(問)お尋ねの案件は、一昨日、JR長野駅前のバスロータリーにおいて、男女3名が男に刃物で襲われ、男性1名が亡くなられるとともに、別の男性と女性が負傷した、誠に痛ましく残忍な事件であると思っております。
 亡くなられた被害者の御冥福をお祈りし、御遺族にお悔やみ申し上げますとともに、負傷された被害者の一日も早い回復をお祈り申し上げたいと思います。
 この事件の被疑者でありますが、いまだ逃走中ということでありまして、長野県警察におきましては、住民の方々に対する注意喚起を実施するとともに、関係機関とも連携をしておりますが、その具体的な形として、学校や駅における警戒態勢を強化するために、関東近県の都県警察からパトカー16台、警察官約100人を長野県警察に派遣して、警戒態勢を強化しているということを承知いたしております。
 長野県警察におきまして、このように捜査を強力に推進しているものと承知をしておりまして、被疑者の一刻も早い検挙を期待しているところであります。

(以上)