坂井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年11月12日
(令和6年11月12日(火) 9:40~9:48 於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)
1.発言要旨
おはようございます。私からでございますが、昨日、11月11日(月)の第2次石破内閣の発足に当たり、再度、国家公安委員会委員長、防災担当、国土強靱化担当、海洋政策担当及び領土問題担当を拝命いたしました。また、カジノ管理委員会、日本学術会議、船舶活用医療に関する事務も担当いたします。
引き続き、国と、そして国民を守るという強い思いで、全力で取り組んでまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
私からは以上です。
2.質疑応答
- (問)ちょっと冒頭の発言と重複してしまうのですが、改めて質問ということで。昨日、第2次石破政権が発足しまして、これまでの1か月を振り返っての御感想と、また、改めて重複するのですが、第2次石破政権での抱負をお聞かせいただけますか。
- (答)1か月強という時間ではございましたけども、私なりに精いっぱい取り組ませていただいてまいりました。
まず、国家公安委員会委員長としてのお役目でありますが、やはり一つの大きなテーマは、「闇バイト」に対する対応だったと思います。
国民の皆様にも大きな不安を与えている事件でありますので、私自身も国民の皆様へ呼び掛けを実施してきました。
引き続き、被疑者を早期に検挙し、事案の全容解明を図るとともに、犯罪に加担しようとする者たちへの効果的な呼び掛けや、警戒活動の強化を強めるよう警察を指導するとともに、地域防犯力の強化への支援、捜査活動に必要な装備資機材の確保等に向けた取組に、引き続き尽力してまいりたいと思っています。
あと、10月24日(木)に私自身も歌舞伎町に視察に参りましたが、やはり悪質ホストクラブ問題を、早い対応、実効性のある対応をしなければいけないという必要性を強く感じているところでございます。
引き続き、違法行為に対する厳正な取締りを行うとともに、有識者検討会の議論を踏まえ、風営適正化法の改正を含めた、この法改正を含めた対策の具体化を更に加速するよう、警察を指導してまいりたいと考えています。
防災担当大臣、また国土強靱化担当大臣としては、やはり10月5日(土)に石破総理と共に、輪島市と珠洲市、奥能登の被災地にお伺いをいたしまして、様々な被災者の方々、特にこれからに対して不安を感じておられる被災者の方々のお話を直接お聞きしたり、また、ひどい被災状況を現場で確認をしたところでございますので、ここはしっかり対応していかなければならないと思っています。
輪島市でボランティア活動の現場、これは町野町でありましたが、また、避難所におけるキッチンカーの取組、輪島港などを視察し、その現場現場で、例えば河川や漁港にたまっている土砂や流木の撤去、厨房設備など避難所の備蓄の見直し、災害公営住宅の早期整備など、様々な声を伺ってきたところでございます。
こうした災害から国民の生命と財産を守り抜くためには、防災・減災、国土強靱化の取組の強化が不可欠であると再認識をしたところでございます。
また、先月、熊本県熊本市で開催をされましたが、「ぼうさいこくたい2024」、それから世界津波の日に合わせて、「「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本」にもお邪魔をさせていただきました。
子供からお年寄りに至るまで、国民一人一人の防災意識の向上、また国土強靱化の取組の普及啓発の重要性について、改めて痛感をしたところでございます。
今回の経済対策では、「国民の安心・安全の確保」が柱の一つです。能登地域をはじめとする自然災害からの復旧・復興にも全力を尽くしてまいります。
今後も、想定される災害への備えに万全を期すため、防災体制の抜本強化や避難所環境の整備など、防災・減災、国土強靱化の取組を具体的に進めてまいります。
また、領土問題担当といたしましても、先日、領土・主権展示館の視察を行いましたが、その中で、特に若者や児童・生徒、特に修学旅行などで東京に来られる子供たちなども対象にして、しっかりとした情報発信や、また、地方に赴いていって、地方での啓発活動など、こういったことも含めて、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
私の担務も多いものですから、これ以外もいろいろあるのでございますが、一つ一つの課題にしっかりと向き合って対応し、具体的に形にしていければいいなと思っております、以上です。
(以上)