オーストリア・ドイツ出張①(国連宇宙平和利用委員会)
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【本委員会】国連宇宙平和利用委員会における日本の発信の様子 -
【本委員会】日本発信時の国連宇宙平和利用委員会 全景 -
【サイドイベント】日本及び国連が共催するサイドイベントにおけるスピーチの様子 -
【各国宇宙関係者との意見交換】城内大臣とホラ=マイニ国連宇宙部長との意見交換の様子 -
【各国宇宙関係者との意見交換】城内大臣とベイト英国宇宙庁CEOとの意見交換の様子 -
【各国宇宙関係者との意見交換】城内大臣とバレンテ イタリア宇宙機関長官との意見交換の様子
【本委員会】
現地時間令和7年6月25日(水)、城内内閣府特命担当大臣(宇宙政策)は、オーストリアのウィーンで開催された国連宇宙平和利用委員会に出席しました。
城内大臣は、日本代表として、宇宙空間の持続的かつ安定的な利用の重要性を国際社会に訴えるとともに、日本が先行的に実施する、スペースデブリ対策の技術開発及び規範・ルールとしての国内法やガイドライン整備の内容を世界に向けて発信しました。
【サイドイベント】
また、城内大臣は、国連と日本が共催する同委員会のサイドイベントでスピーチを行い、世界に先駆けてJAXAとアストロスケール社が連携実施する「商業デブリ除去実証(CRD2)」の紹介や、宇宙デブリを低減する軌道上サービスの実施に必要な国家間・企業間の調整事項を明確化する検討を、本年夏以降に開始する方針の発表等を行いました。
【各国宇宙関係者との意見交換】
さらに、城内大臣は、本委員会の合間に、各国・組織の代表と3件の意見交換を行いました。
アルティ・ホラ=マイニ国連宇宙部長との意見交換では、城内大臣は、宇宙政策の推進において不可欠な国際協調の場として、国連宇宙部の役割に大きく期待している旨を述べました。ホラ=マイニ部長からは、国連宇宙部に対するこれまでの日本政府の貢献に謝意が示されるとともに、今後の国連宇宙部の活動構想等が述べられました。また、両者の間で、今後の日本と国連宇宙部との連携強化を引き続き図っていくことを確認しました。
ポール・ベイト英国宇宙庁CEO等との意見交換では、両国の相互の強い信頼関係を改めて確認するとともに、城内大臣からは、宇宙開発利用を経済社会全体の成長につなげていきたい旨を述べました。ベイトCEOからは、経済成長や安全保障への宇宙の貢献は社会全体にとって重要であり、日英は目標を共有している等の発言がありました。また、米国の宇宙政策の状況等に関する意見交換も行いました。
テオドロ・バレンテ イタリア宇宙機関長官との意見交換では、城内大臣は、衛星観測での協力など日本とイタリアの宇宙開発協力を取り上げつつ、両国は相互に価値観を共有し強い信頼関係を構築できる重要なパートナーであるとの考えを述べました。バレンテ長官からは、日本・イタリア間の協力の優先分野に宇宙が位置付けられていることなどの発言がありました。また、米国の宇宙政策の状況等に関する意見交換も行いました。