城内内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年10月21日

(令和7年10月21日(火) 10:29~10:59  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨

 
 今日が最後ということでありますけれども、先ほど閣議におきまして、内閣総辞職が決定されました。本日は退任会見ということで、最後の会見でありますけれども、皆様方にはこれまで私の記者会見にお付き合いいただきましたことを深く感謝申し上げたいと思います。
 昨年10月1日、国務大臣を拝命いたしまして、また、11月11日に第2次石破内閣が発足し、合わせて約1年、日数にしますと386日ということになっておりますが、担当分野が大変多いのですけれども、私なりに頑張って取り組んでまいりました。その間の出来事の全てをこの場で振り返ることは大変難しく、事務方を通じて各分野を書き出してもらったらものすごく長くなって、多分、10分以上かかってしまうので、かいつまんで振り返ってみたいと思います。
 私の所感としては、最初に申し上げたいのは、やはり、我が国初となるAI法を策定したことであります。生成AI技術が急速に進化し、リスクも大変顕在化している中で、今年2月、AI戦略会議・AI制度研究会において「中間取りまとめ」を策定し、「イノベーション促進とリスク対応の両立」という方針を打ち出し、これに基づき、通常国会にAI法案を提出し、時間は大体20時間を超える国会審議を何とか乗り切ることができ、今年5月28日、この法案が無事成立に至りました。今でも法案が通ってよかったなという思いがまだ体にかすかに残っております。
 その後、このAI法は9月に全面施行となりまして、そして同時に、私が初代AI戦略担当大臣に任命されました。AI基本計画や適正性確保のための指針、これは年末の策定に向けてこれからまさに検討が本格化するわけでありますが、様々なリスクへの対応を含めてしっかりと進めていくことが必要だと思います。
 いずれにしましても、AI戦略本部、これは本部長が総理大臣ですから、石破総理大臣の下でしっかり大きく前に進めることができたのではないかと思います。
 そして、力を入れた仕事をもう一つ挙げるといたしますと、やはり経済安全保障、科学技術・イノベーション政策、宇宙政策であります。こういった分野において、私も、大分昔ですけれども、元外務省職員ですので、国際交流に全力で取り組ませていただきました。さびついた英語、私はドイツ語研修なので、米国や英国に留学した経験が全くありませんので、下手くそな英語を何とかブラッシュアップして、各国閣僚や国際機関トップとのバイ会談、これはほぼ全て英語、若しくはドイツ語ですけれども、延べ44回、29か国・地域・機関、39名と。そして、マルチ会合や各国大使との会談、登壇した国際イベント等を含めますと、100件を超える国際案件に対応し、各分野における同盟国・同志国などとの連携強化や、我が国のプレゼンス強化に、多少なりとも貢献できたのではないかと思います。
 それ以外にも、公務ではなく政務で、いろいろな方々、例えば、モンテネグロの首相が来たときやクロアチアの首相が来たとき、あるいは私もいろんな二国間議連の幹事長、事務局長を務めていますけれども、その関係で各国要人の方と意見交換させていただき、政務ではありますけれども、私の担当している経済安保、科学技術政策などについての意見交換などをさせていただきました。そういうものを含めると、多分その倍ぐらいあるのではないかなと、ちゃんと数えておりませんけれども。もし関心がある方は、全部は載っていませんけれども、私どものSNS、X、Facebook、Instagram、あるいは公務については内閣府ホームページを御覧になっていただければと思います。
 そして、私の最後の仕事として、AI分野での国際交流の加速、特に、グローバルサウスをはじめとする各国のAI人材の育成等における協力関係を深めること、これが非常に重要だと考えており、在外公館等に、私の大体入省同期の方々が大使とか、総領事とか、公館長を務めているものですから、在外公館等に「AI担当官」を導入することについて、外務省に提案させていただいており、今、外務省で検討を進めているところであります。全公館に「AI担当官」を置かせていただくと。今後、改めて御案内があるかと思いますが、この場をお借りして御報告させていただきたいと思います。
 最後になりますけれども、ほかにも、「重要経済安保情報保護活用法」、いわゆるセキュリティ・クリアランス法の制度開始に向けた環境整備、あるいは、我が国初の試みとなる、注視区域内における令和5年度の土地・建物の取得状況調査結果の公表、そして、本年6月の「フュージョンエネルギー・イノベーション戦略」の改定、さらには、同じく6月の「J-RISE Initiative」の取りまとめと対外的なプロモーション活動の実施、そして、宇宙戦略基金の第2弾テーマの実施に必要となる予算の確保と支援の加速など、様々な印象的な仕事をさせていただきました。
 また、現場の声を聞くために、現場でいろいろと自分の目で見て、御説明をこの耳で聞かせていただいて、自分の足を運んであっちこっちと行きまして、数えてみましたら、40か所を超える機関や施設等にお伺いして、御意見を拝聴しながら、政策を推進するに当たって活用させていただきました。
 そしてまた、何といっても経済安全保障の制度そのものは、初代の小林鷹之大臣、彼の本当にものすごい努力でこの制度が築かれて、そして、2代目の高市早苗大臣で更にセキュリティ・クリアランスという側面でブラッシュアップされて、そしてまた、高市大臣におかれましてはフュージョンエネルギーなどにも力を入れておられましたので、私自身は、特にこの経済安全保障について言うと、この2人のお敷きになったレールの上をただ乗っかってやっていったというだけでありますので、前任の2人の大臣の経済安保分野での御貢献には心から感謝申し上げたいと思います。そしてまた、後任の方、どなたか分かりませんけれども、しっかり引き継いでいただきたいなと思います。
 いずれにしましても、担当分野が、私だけ突出して多いような気がするのですけれども、非常に多く、非常に多忙ではありましたが、何とか走り切ることができました。どれだけ成果が上げられたか分かりませんけれども、私は私なりにしっかり取り組んできたと考えております。
 記者の皆様にも、これまでこの記者会見の場におきまして、いろいろと記事に書いていただいたり、私の所掌事務について発信していただきましたことを、この場をお借りしまして改めて御礼申し上げたいと思います。大臣就任から、あっという間の1年間でありましたけれども、皆様にこの場をお借りしまして改めて感謝を申し上げたいと思います。本当に皆様、ありがとうございました。

2.質疑応答

(問)大臣、お疲れ様でした。
 次の大臣、一部報道もありますけれども、誰になるか今のところ分からないとして、これだけは城内大臣としては次の大臣にやってほしいとお考えのことがあれば教えてください。
(答)先ほど申しましたように、私の担当分野は非常に多岐にわたっており、広い分野でありまして、この場で全てを挙げることはなかなか難しいのですけれども、やはり、経済安全保障分野については重要性がますます高まっておりますし、後任の大臣については、先ほど申しましたように、初代の小林鷹之大臣、今、自民党政調会長です。2代目の高市早苗大臣、今は自民党の総裁です。このお二人の敷かれたレール、そして私がそれに乗っかって、その後任の方にも是非このレールに乗って、私以上にスピード感を持って、不断の見直し、これはいろんな意味で各分野それぞれが生き物のように時々刻々と変化しておりますので、しっかりとスピード感を持って先頭に立って対処していただきたいと思います。
 また、「経済安全保障推進法」につきましては、附則で、施行後3年経った後の見直し規定、施行状況についてしっかり検討し、必要な措置を講ずるということになっておりますので、関係省庁とも協力しながら総点検をして、見直すべくは見直すということを、後任の方にやっていただきたいなと思います。
 そしてまた、重要土地等調査法の見直しに向けては、法の執行状況や安全保障をめぐる国内外の情勢などを見極めた上で、新しい大臣のリーダーシップの下でしっかりと議論を進めていただきたいと考えております。
 次に、科学技術・イノベーション政策、この分野は国力に直結する分野でありますので、その重要性はますます増していると思います。関係省庁の司令塔でありますので、引き続き、戦略的かつ精力的に後任の大臣には取り組んでいただきたいと願っております。特に、第7期科学技術・イノベーション基本計画をしっかり仕上げていただくこと、そして同時に、研究力強化に向けては、先般、自然科学の分野でノーベル賞をお二人受賞されましたが、基礎研究へのシームレスな、切れ目のない継続的な予算支援、どこかで途切れたらそこでおじゃんですから、そして、今、国際的に競争が激化している戦略分野へのスピード感を持っての投資、これが本当に待ったなしの状況であると思いますので、必要となる予算の確保をしっかりやっていただきたいなと思います。もう一点、グローバル・スタートアップ・キャンパス構想もございます。エコシステムのハブとなる拠点の運営法人の設立準備や拠点の整備、先行的活動をしっかりと進めていただきたいと思います。
 また、AI戦略でありますけれども、AI法に基づく「AI基本計画」と「指針」を早期に策定すること、これが必要となっておりまして、昨今のAI技術の急速な進展、革新、利活用の急速な拡大状況、これを踏まえ、関係省庁の先頭に立って、しっかりと司令塔として取り組んでいただきたいと思います。
 最後に、宇宙分野でありますけれども、宇宙システムの役割や重要性が今後一層増していくと思いますが、世界各国では競争が激化しており、宇宙分野への投資、これが極めて活発になっております。こうした宇宙市場規模の拡大がございますので、我が国も足踏みをするわけにはまいりません。私も何度も申し上げているように、この宇宙分野というのは、将来、自動車産業に次ぐ我が国の基幹産業に十分なり得る分野ですので、しっかりそれが実現できるように、宇宙戦略基金をはじめとする予算支援、そして、宇宙活動法の改正をはじめとする制度整備等、これも関係省庁としっかり連携していただきながら、新大臣としてのリーダーシップを発揮していただきたいと思います。
 ほかにも様々な政策課題がありますけれども、いずれについても新大臣にしっかりリーダーシップを持って取り組んでいただきたいと、そういうことであります。
(問)最後になるのですけれども、後任の方への道しるべという意味でも、改めて国の研究支援の在り方について伺いたいと思います。
 先日の記者会見で、京都大・北川進先生とのお話を引いて、まだ成果が見えていない潜在的なユニークな研究を中長期的に捉える評価軸、伏流性が重要であるというお話をされていて、一方で、政府としては、重要技術領域を選定して、そこに重点的に投資をしましょうという話もしていて、限られた科学技術予算の中で、まだ見ぬパイオニアを生み出すための幅広い種をまくということと、重要そうなところに重点的に投資をするというところを、どう両立させるのが適切であるのかということを改めて教えてください。
(答)御指摘のとおり、基礎研究も大事ですし、重要技術分野に、いわゆる選択と集中という形で取り組むということ、これも大事であり、これらは両立しなければいけないと思います。まずは前者の基礎研究ですが、京都大学の北川進先生が御指摘されたとおり、基礎研究というのは非常に重要であり、特に、北川先生がおっしゃっている伏流性、これは私もなかなかいいことを言うなと思ったのですけれども、伏流水の伏流ですね、表からは見えないけれども下のほうでずっと流れているという意味だと思うのですが、この伏流性、すなわち、現状では成果が可視化されていないけれども潜在的でユニークな研究、これを中長期的な視点で、何度も繰り返しますけれども、どこかで途中でやめてしまうのではなくて、切れ目なくシームレスに継続し、それを昇華させることが重要だと認識しております。
 第7期科学技術・イノベーション基本計画の策定においても、新たな分野の開拓の観点から、自由な発想に基づく研究が重要であり、知の基盤を築いていくための基礎研究を支援していく必要があるとの議論がなされています。
 その上で、昨今は、やはり何といっても科学とビジネスが近接化しておりますので、応用可能性をしっかり視野に入れた研究、そして、社会実装及び社会課題解決を目指す研究については、我が国にとって戦略的に重要な技術領域を特定して、研究開発から産業化まで一気通貫で支援していくということが不可欠であると認識しております。
 いずれにしましても、我が国が科学技術創造立国として世界を先導していくためには、基礎研究への幅広い中長期的な支援と、重要技術領域への支援の重点化も重要で、この双方をしっかり取り組んでいく、そのための予算を確保するということが不可欠と考えております。後任となる大臣の方には、是非、第7期科学技術・イノベーション基本計画の策定に向けた検討を加速するとともに、科学技術・イノベーション政策について、しっかりと取り組んでいただきたいと考えております。
(問)話題が変わってしまうのですが、まだ政権は発足していないですけれども、連立の枠組みについてお伺いします。自民党・公明党から自民党・日本維新の会へと枠組みが変わりました。これは歴史的な転換点だとも指摘されていますが、大臣の受け止めと期待したいことなどあればお伺いしたいと思います。
(答)まず、自民党と日本維新の会という政党間の協議に関する事項については、何度も申し上げているようにここは政府の記者会見の場でありますので、コメントすることは差し控えたいと考えております。また、今後の政権運営については、次の内閣が決めることであり、コメントする立場にはございません。
 ただ、午後の首班指名も含めてどういうことになるかはまだ全く決まっていないわけですが、その上であえて申し上げさせていただきますと、私が担当する、経済安全保障、科学技術・イノベーション政策、AI戦略、宇宙政策など、これらは今日この場で縷々申し上げたように非常に重要な分野でありますので、今後一層、どういう形になろうとも、新たな政府の下で政策を前に進めていくことが重要と考えております。
 こうした中で、日本維新の会におかれては、例えば、今年の国会で成立したAI法や経済安全保障関係の法案等にも賛成をいただいております。こうした私の担務の政策については、どういう形になろうとも引き続き連携していただけると私自身は理解しております。
(問)大臣、1年間お疲れ様でした。
 普段の閣僚会見とは違ったことを聞こうかなと思うのですけれども、大臣、議員活動としては積極的な財政出動を掲げていまして、議連であるとか、御自身が主催する勉強会等で、積極財政を訴えておられました。この1年間、なかなか大臣の立場で積極財政というのを言いにくいところもあったのかなと思うのですけれども、科学技術投資とか、今、戦略的な財政出動というのは重要になってきていると思いますし、高市次期首相もそういった立場を鮮明に総裁選でされていましたけれども、この1年を振り返ってみて、大臣はどのようにそういったお考えの下で、この1年間、科学技術政策等に取り組んでこられたかというのと、今後、高市政権に期待する政策であるとか、大臣、今後どう政治活動に取り組んでいきたいかというのをお聞かせください。
(答)繰り返しになりますが、この記者会見は政府の記者会見の場でありますので、私の担当ではない分野について発言することは差し控えさせていただきたいと思いますが、その上で、事実関係を申し上げますと、私自身、これは3年前、2月に、責任ある積極財政議員連盟という議連、これは自民党で、現在は比較的、いわゆる期数の若手の衆議院5期生以下、当時は4期生以下だったと思いますが、参議院2期生以下、当時は1期生以下、そういう期数の若い方の始めた勉強会であり、私自身は裏方というか顧問でバックアップをしております。
 ちなみに、「責任ある積極財政」という言葉をつけたのは、実は私でありまして、維新さんとの合意文書にも「責任ある積極財政」と書かれて、もう既に人口に膾炙しているのだなと驚いた次第でありますけれども、何が言いたいかというと、放漫財政、ばらまきではなくて、ちゃんとしっかり財政規律も意識しながら、経済あっての財政という考え方の下で、勉強会をバックアップしてまいりました。
 最初の第1回が、たしか私の記憶では、安倍晋三元総理も出席されたり、安倍晋三総理の経済財政ブレーンの本田悦朗先生なども講師に招かれ、ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ教授も来ていただいたりとか、あるいは、つい最近では黒田東彦元日銀総裁も講師で来ておられるという形で、30回以上やっているのではないですかね。基本的にフルオープンで三十数回やっておりまして、今、人数は減りましたけれども、当初は100名近い自民党の若手議員が参加して、現在では選挙等もありまして、70名前後ですかね。そういう形でずっと勉強会をやってまいりましたが、高市総裁の経済財政政策とは非常に親和性があるのではないかなと私自身は思っておりまして、そういった観点から、特に高市総裁に期待するのは、これまで、今ずっと述べてきました、将来の自動車産業に次ぐ基幹産業となり得る宇宙分野、科学技術政策ではAI、量子、フュージョンエネルギー、いろいろありますけれども、こういった分野についてはしっかり将来への投資として予算を確保してやっていただきたいと思っております。これは後任の大臣の方に期待しております。
 いずれにしましても、この責任ある積極財政議連、ここまで続けてきてよかったなと思います。実は大臣のときも裏ではいろいろバックアップしておりましたけれども、企画や財務面でもバックアップしてきましたけれども、大臣を辞めた立場では、引き続きこの責任ある積極財政議連のバックアップ、主役は若手の人たちですけれども、やっていただいて、そしてもう一つ、数学研究会という勉強会のことだと思いますけれども、クローズドな内輪の勉強会を、別にこっそりやっていたわけではないのですけれども、ずっとやっていましたので、それについては国会会期中は大体2週間に1回やっておりますので、また継続してやらせていただきたいと思います。ちなみに、数学研究会という名前がついておりますが、別にミスリードするわけではないのですが、たまたま初回の講師が藤原正彦先生というお茶の水女子大の名誉教授の数学者の方に来ていただいたので、コードネーム、数学研究会というので、怪しい変な勉強会と思われると困りますのでね。一時、誰かの総裁選挙を応援するための何かではないかみたいなことを指摘されましたが、全くそういうことはありませんで、私が単にこの人がいいかなという人を入れているだけですから。メンバーについては、この場で申し上げることは差し控えさせていただきたいと思いますが、そのほとんどが高市選対にいたというのは偶然とは思えないのですけれども。
 あと、退任後については、申し上げることは特にありませんけれども、今まで非常に分野がたくさんありましたので、なかなかできなかった、自分で不得意な分野といえば、かつては環境副大臣をやっておりましたけれども、しばらく遠のいた環境分野とか、あるいはいわゆる厚生労働の分野、医療とか、そういうところもしっかりと勉強すると。要するに、自分の弱点分野を時間をかけて勉強すると。勉強会にも、そういった講師をお招きできればなと考えております。
 いずれにしましても、私もどういうポストに就くかは全く聞いておりませんし、希望を出せと言われましたけれども、実は希望を出していません。出し忘れたと言っていいのかな、出していないので。いかなる役職であろうとも、それはしっかりやりながら、少し余裕を持って、自分の弱点分野、そして引き続き、責任ある積極財政議連の顧問として、そしてまた、数学研究会という勉強会の主催者として、後輩の育成、バックアップ、こういったことも見えないところでしっかりやっていきたいなと思います。
 いつも安全運転の記者会見で、もっと自分の言葉で言えよとお𠮟りが多々ありましたけれども、最後ぐらいは少し自分の言葉で述べさせていただきましたけれども、こんな感じでよろしいでしょうか。

(以上)