城内内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年9月26日

(令和7年9月26日(金) 10:15~10:22  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨

 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)自民党総裁選では、日本の成長につながる潜在力や底力、そういったキーワードが、どの候補からも出されていますけれども、科学技術・イノベーション政策や宇宙政策を担当する大臣として、どういった分野やテーマに日本の成長につながる種があるとお考えでしょうか。
(答)自民党総裁選の候補者が主張する政策については承知しておりますが、どの候補者が総裁になられたとしても、私の担務分野であります、科学技術政策やAI戦略、そして宇宙政策などは、特に我が国の経済成長を加速させ、社会課題を解決する原動力となることから、引き続き、しっかり推進していくことが重要だと考えております。
 その中でも、例えば、AIや量子、フュージョンエネルギー、宇宙といった技術分野につきましては、国際的な競争が大変激化しているとともに、我が国としての勝ち筋、あるいは強みを有している分野でもありますので、今後の重要な成長の種になるものと考えております。
 そうしたことは、今年、3度、欧州に出張いたしました際に、あるいはこれまでの各国要人との会談等を通じても、強く感じているところであります。我が国の取組に対する世界からの関心は非常に高いと認識しており、ちょうど昨日、ジョージ・グラス駐日米国大使とも会談を行いましたが、その際にも、AI、量子、フュージョン、宇宙といった分野での協力が重要であり、日本の取組を注視しているとの発言もございました。この場で御紹介させていただきたいと思います。
 いずれにしましても、我が国の更なる成長に向けて、科学技術政策やAI戦略、宇宙政策などを、引き続きしっかりと、残された任期、取り組んでまいる考えであります。
(問)総裁選関連でお願いします。今週月曜日に告示されて、5人の方が立候補されました。これまで閣内でも特定の議員を支持する旨発言された方もいらっしゃいましたが、大臣は現時点でどなたを御支持する予定でしょうか。また、どのようなポイントに注目して支持する候補者を決定されますか。
(答)この記者会見の場でも何度も申しておりますように、大変申し訳ありませんが、これは公務の記者会見の場でありますので、総裁選といった自民党における活動に関する案件についてのお答えは差し控えさせていただきたいと思っております。
 いずれにしましても、先ほど申しましたように、私が担当する科学技術政策、経済安全保障、AI戦略、宇宙政策などを、残された任期、しっかり取り組んでまいる考えであります。
 1点あえて言いますと、あと1週間と少しありますので、それぞれの候補の論戦をしっかり見極めながら、最終的に判断するということではないかと思います。
(問)話題が変わりますが、戦後80年のメッセージについてお伺いします。昨日、国連での内外記者会見の場で、石破総理大臣は、閣議決定を経ないメッセージという形で考えをまとめて発表する意向を表明されました。この点について、一部の議員グループは近隣国との関係からメッセージは出さないよう要請をしていたり、国益上マイナスであったり、党内の分断につながるという意見もあります。この戦後80年のメッセージの在り方、出すべきか否かなどについて、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)既に林官房長官がお答えしているとおり、石破内閣は、これまでの内閣総理大臣談話を含め、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでおり、今後も引き継いでいくものと承知しております。
 お尋ねの件については、石破総理御自身が判断されることでありますので、私からあえてコメントすることは差し控えたい、また、そういう立場ではないことを申し上げたいと思います。
(問)また総裁選の関連で申し訳ないのですが、新しい首相というか、首相になられる方、どなたになられましてもとおっしゃいましたが、AI、量子、フュージョン、宇宙、その辺を強調なさっているのは前任の方だと思うのですけれども、いかがでしょうか。
(答)各候補の主要政策における科学技術政策、AI、フュージョン等の扱いは、少し拝見させていただきましたが、御指摘のとおりではないかと思いますが、いずれにしましても、先ほどお答えしましたように、各候補者の政策の中身、もちろん科学技術政策だけではなくて、安全保障を含め、様々な分野における政策もございますので、そういった政策、論戦をしっかり見極めた上で、最終的に判断していくと考えております。

(以上)