城内内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和7年5月20日

(令和7年5月20日(火) 9:25~9:28  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨

 
 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)東北大学が、メガバンクのコホートデータから、潰瘍性大腸炎のリスク因子を発見しました。今回の成果の受け止めと、バイオバンクの重要性について、大臣のお考えを教えてください。
(答)昨日、東北大学から、血液検査や生活習慣の解析から、潰瘍性大腸炎の発症予測を可能とするリスク因子を発見した旨の発表があったと承知しております。東北メディカル・メガバンク計画から得られました素晴らしい成果であると受け止めており、この場をお借りしまして、改めて研究者の皆様のこれまでの御尽力に敬意と感謝を表したいと思います。
 このいわゆるコホート研究を通じました大規模なバイオバンクの構築は、欧米をはじめ、世界中で取組が進められているところであります。また、第3期「健康・医療戦略」におきましても、精密医療・個別化医療等への活用や、研究開発成果の世界市場への展開を目指して、バイオバンクの構成や、試料・検体の種類の選択等を含め、戦略的に構築を進めていく旨を示しているところであります。
 また、現在、これらの取組につきましては、健康・医療戦略推進会議の下の「データ利活用・ライフコース協議会」の中で、関係府省、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)に加え、産業界やアカデミアも交えて推進を図っているところであります。
 内閣府といたしましては、引き続き、産学官が一体となったバイオバンク研究を推進し、得られたデータの利活用を通じて、健康・医療分野の更なる発見に寄与できるよう、取組を強力に進めてまいる考えであります。

(以上)