坂井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年10月11日
(令和6年10月11日(金) 10:55~11:02 於:中央合同庁舎8号館5階共用会議室B)
1.発言要旨
おはようございます。私から冒頭3点申し上げたいと思います。
まず1点目、本日の閣議において、令和6年台風5号の暴風雨による災害について、激甚災害に指定する政令を決定いたしました。
適用措置につきましては、9月13日(金)に指定見込みとして公表しているとおりでございまして、公共土木施設の災害復旧事業等の特例につきましては岩手県の岩泉町を、農地等の災害復旧事業等の特例については岩手県の宮古市を、「局激」として指定をいたします。
これにより、公共土木施設や農地等の災害復旧事業に対する国の補助率の嵩上げ等の特例措置が講じられることとなります。
この政令につきましては、10月17日(木)の公布・施行を予定をしております。
次に、令和6年9月20日(金)からの大雨による災害に係る激甚災害指定につきましては、既に10月5日(土)に指定見込みを公表しているところですが、この度、新たに適用措置を追加する見込みとなりました。
具体的には、既に公表しております公共土木施設、農地等の災害復旧事業の特別措置に加え、公立社会教育施設災害復旧事業に対する補助と、私立学校施設災害復旧事業に対する補助を、地域を限定しない「本激」として、そして、中小企業信用保険法による災害関係保証の特例については、石川県輪島市を「局激」として激甚災害に指定する見込みでございます。
被災された自治体や被災者の皆様におかれましては、財政面や資金面に不安なく災害復旧に取り組んでいただきたいと思います。詳細については、事務方にお尋ねいただきたいと思います。
続きまして、2点目に移ります。第9回防災推進国民大会、通称「ぼうさいこくたい2024」につきまして、お知らせいたします。
ぼうさいこくたいは、内閣府等が主催し、産学官民の関係者が日頃から行っている防災活動を発表し、交流する日本最大級の防災イベントであります。平成28年から毎年開催されており、今年で9回目の開催になります。
今年は「復興への希望を、熊本から全国へ~伝えるばい熊本!がんばるばい日本!~」をテーマとし、平成28年の熊本地震から8年目、令和2年の7月豪雨からは4年目を迎える熊本県において、10月19日(土)及び20日(日)に開催いたします。
本年出展が予定されている催事は400を超えており、過去最多となっております。詳細は公式ホームページに公開されておりますので、御覧をいただければと思います。
全国の皆様の御来場をお待ちしております。
3点目でございますが、「防災×テクノロジー官民連携プラットフォーム」第9回マッチングセミナーについてでございます。
内閣府では、災害対応における自治体等のニーズと事業者等が持つ先進技術を結び付けることを目的に、「防災×テクノロジー官民連携プラットフォーム」を令和3年に設置、運営しております。
防テクプラットフォームでは、マッチングのための常設ウェブサイトの運営や、先進的な取組事例の紹介等を行うマッチングセミナーの開催等を行っており、現在2,000団体がサイトに登録し、これまで114件のマッチングが生まれているところでございます。
今回、第9回目となりますマッチングセミナーを11月13日(水)に埼玉県で開催することとし、本日、参加企業等の募集を開始いたします。
このセミナーにおいては、能登半島地震において有効であったドローンや、水循環シャワー等の先進技術、防災DX官民共創協議会による被災者データベースの構築支援等の事例紹介を行うほか、埼玉県を中心に、これまで最多となる27の自治体との個別相談会などを開催する予定です。
こうした機会を通じ、自治体等への先進技術の導入が一層促進され、災害対応の迅速化・効率化が図られることを期待しております。
私からは以上でございます。
2.質疑応答
- (問)靖国神社の参拝に関連して1点お尋ねします。
今月の17日(木)から19日(土)まで、秋季の例大祭が開催される予定ですけれども、坂井大臣は期間中に参拝をされたり、もしくは真榊など供物を奉納されたりする御意向がお有りかどうか、お聞かせください。 - (答)正直まだ考えたことがありませんでしたので、個人として適切に判断をしてまいりたいと思っております。
(以上)