城内内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年10月11日
(令和6年10月11日(金) 10:29~10:35 於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)
1.発言要旨
まず、私から、先般、衆議院が解散となりましたが、他方で、政府はその機能を万全に発揮していかなければなりません。私といたしましても、引き続き、石破内閣の一員として、経済安全保障、科学技術政策、宇宙政策などの職責をしっかりと果たしてまいりたいと思います。いずれにしましても、選挙活動もございますが、公務を最優先してまいります。
2.質疑応答
- (問)総合科学技術・イノベーション会議、いわゆるCSTIの有識者会合についてお聞きしたいのですけれども、以前に比べて非公開のことが多くて、また、公開のときも議題が限定的であったりします。科学技術政策は他の政策分野と比べるとなかなか国民の理解が得にくいという分野だと思うのですけれども、国民の理解が欠かせない科学技術について、司令塔であるCSTIが公開に後ろ向きな姿勢であることについて、大臣どのようにお考えでしょうか。
- (答)科学技術・イノベーション政策を推進するに当たりまして、これについては、木曜日を定例としたCSTI有識者議員会合をはじめ、各種の有識者会議を開催しており、専門家やステークホルダーの御意見をいただいているところであります。
御指摘の、政策決定の透明性の確保につきましては、私自身も大変重要であると考えており、これらの会議におきましても、会議又は議事録の速やかな公開を原則とし、議事内容の透明性の確保に努めているものと認識しております。
なお、議事を公開することによって有識者同士の率直な意見交換が損なわれるおそれがある場合や、未公表情報が含まれる議論を行う場合などは、やむを得ず非公開とすることがあり、最近の例を挙げますと、内閣府が所管する事業の予算配分方針を検討した際に非公開とした例があると承知しております。こうした点については是非とも御理解いただきたいと思います。
また、次期科学技術・イノベーション基本計画につきましては、「総合科学技術・イノベーション会議」への諮問後になりますけれども、専門調査会において、一般傍聴も可能なオープンな形で具体的な検討を行っていただく予定となっております。いずれにしましても、専門調査会の今後の議論に注目していただきたいと思います。 - (問)17日から靖国神社の例大祭が始まりますが、大臣、その期間中に参拝ですとか真榊を奉納されるという御予定、御意思はありますでしょうか。
- (答)本件につきましては、プライベートな事柄でありますので、この場で御質問にお答えすることにつきましては差し控えさせていただきたいと思います。
- (問)先ほどの続きなのですけれども、非公開情報の話は分かるのですが、活発な意見交換ができない理由についてなのですけれども、有識者議員の何人かに個別に話を聞くと、なんで非公開にしているのかが分からない、公開したらいいじゃないかというのを何人もの有識者議員から聞いているのですけれども、そこについてはどうなのでしょうか。
- (答)先ほど申しましたように、議事を公開することにつきましては、有識者同士の率直な意見交換が損なわれるおそれがある場合とか、未公表情報が含まれる場合ということを申し上げましたけれども、有識者会議にも様々な方がいらっしゃると思いますので、当然、一部の有識者の中には非公開でなくてもいいというような判断をされている方もいらっしゃると思いますけれども、全体として言えば、誰がどういう発言をしたかということを気にされる方もいらっしゃると思いますので、その場合はやはり、非公開であれば、より率直且つオープンに御自身の考えを述べられるという観点から、非公開の場合があるというふうに私は認識しております。
- (問)確認ですけれども、公開が原則というのは間違いないということですか。
- (答)公開が原則だというふうに承知しております。いずれにしましても、御指摘の点はしっかり踏まえて、今後、会合等を運営してまいりたいと思います。
(以上)