城内内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和6年10月4日

(令和6年10月4日(金) 10:12~10:17  於:中央合同庁舎8号館1階S106会見室)

1.発言要旨

 
 科学技術政策担当の大臣として、1点御報告いたします。
 明後日、10月6日に京都で開催される、第21回国際科学技術関係大臣会合等に出席するために出張いたします。
 大臣会合では、私が議長を務め、20か国以上の科学技術大臣等と意見交換を行う予定であります。大臣会合のテーマは、「イノベーションエコシステムと科学技術政策の深化」であります。
 加えて、同日に開催されます、「日ドイツ科学技術協力協定締結50周年イベント」に参加し、関係者と交流を図ってまいります。
 今回の大臣会合やイベントへの参加を通じまして、科学技術・イノベーション分野における国際連携を進めてまいります。

2.質疑応答

(問)大臣、健康医療分野も担当されていると思うのですけれども、健康・医療分野の研究開発で、大臣御自身がどのようなことに興味があるのか、また、第3期のAMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)が来年度から始まるのですけども、それに対して、どのようなことを期待したいのか教えてください。
(答)健康・医療分野の研究開発は、世界最高水準の医療を実現し、国民の健康寿命の延伸に資するものであり、重要な政策分野であると私自身も認識しております。
 特に、我が国が直面するドラッグラグ、ドラッグロス問題への対応、感染症有事への対応が、国民の命を守る安全保障の観点からも、私自身、大変重要であると考えております。
 現在、令和7年度から始まる第3期の健康・医療戦略及び医療分野研究開発推進計画に向けた検討を進めていると承知しておりますけれども、そうした戦略や推進計画の実行に当たりまして、日本医療研究開発機構、AMEDが中核的な役割を担い、基礎から実用化まで一貫した研究開発を推進し、成果の実用化をこれまで以上に加速することを期待しております。
(問)先般の就任会見のときに、次期基本計画の検討というものに言及されました。開かれた場での検討が不可欠と考えますけれども、今後の検討の日程と、次期基本計画の検討も踏まえて、大臣としての今後の日本の科学技術への思い、あるべき姿をお聞かせいただければと思います。
(答)前回はきちっと答えなくてすみませんでした。
 まず、2026年度から開始となります、次期の科学技術・イノベーション基本計画につきましては、今後、早期に検討に着手いたしまして、2026年3月末までに、総合科学技術・イノベーション会議、CSTIからの答申をいただいた上で、閣議決定していきたいと考えております。
 具体的には、オープンな議論の場である、専門調査会におきまして、検討を行っていただくことを想定しております。
 科学技術・イノベーションは、経済成長や社会課題解決の原動力であり、また、テクノロジーをめぐる各国の主導権争いが激化している状況などを踏まえますと、その重要性がますます高まっているものと考えております。
(問)総理に関することで恐縮なのですけれども、旧石破派が、政治資金パーティー収入のうち、3年間で80万円を報告書に記載していなかったと。6年で140万という報道もありますけれども、その辺について、閣僚として思うところはございますか。
(答)個々の政治団体や、個人の政治活動に関するお尋ねにつきましては、国務大臣としてコメントとすることは差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)